PowerShell Cmdlet - Split-Path
 記事記号:[mh1902] 初版:2011/Sep/30

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Split-Path
    
概要
    指定されたパス部分を返します。
    
構文
    Split-Path [-IsAbsolute] [-Path] <string[]> [-Credential <PSCredential>] [-L
    iteralPath <string[]>] [-Resolve] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
    Split-Path [-Leaf] [-Path] <string[]> [-Credential <PSCredential>] [-Literal
    Path <string[]>] [-Resolve] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
    Split-Path [-NoQualifier] [-Path] <string[]> [-Credential <PSCredential>] [-
    LiteralPath <string[]>] [-Resolve] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
    Split-Path [-Parent] [-Path] <string[]> [-Credential <PSCredential>] [-Liter
    alPath <string[]>] [-Resolve] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
    Split-Path [[-Qualifier]] [-Path] <string[]> [-Credential <PSCredential>] [-
    LiteralPath <string[]>] [-Resolve] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
説明
    Split-Path コマンドレットは、親ディレクトリ、子ディレクトリ、ファイル名など、
    パスの中で、ユーザーが指定した部分だけを返します。また、分割されたパスが参照
    している項目を表示し、パスが相対パスと絶対パスのどちらであるかも示すことがで
    きます。
    
    このコマンドレットを使用すると、選択したパスの一部だけを表示または送信できま
    す。

パラメーター
    -Credential <PSCredential>
        この処理を実行するアクセス許可を持つユーザー アカウントを指定します。既
        定値は現在のユーザーです。
        
        "User01" や "Domain01\User01" などユーザー名を入力します。または、Get-Cr
        edential コマンドレットで生成されるような PSCredential オブジェクトを入
        力します。ユーザー名を入力すると、パスワードの入力を促すメッセージが表示
        されます。
        
        このパラメーターは、Windows PowerShell でインストールされるプロバイダー
        ではサポートされていません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -IsAbsolute [<SwitchParameter>]
        パスが絶対パスの場合は TRUE を返し、相対パスの場合は FALSE を返します。
        絶対パスの長さはゼロよりも長く、現在のパスを示すドット (.) が含まれてい
        ません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Leaf [<SwitchParameter>]
        パス中の最後の項目またはコンテナーだけを返します。たとえば、パスが C:\Te
        st\Logs\Pass1.log の場合、Pass1.log だけを返します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -LiteralPath <string[]>
        分割するパスを指定します。Path と異なり、LiteralPath の値は入力したとお
        りに使用されます。ワイルドカードとして解釈される文字はありません。パスに
        エスケープ文字が含まれている場合は、単一引用符で囲みます。単一
        引用符で囲んだ文字はエスケープ シーケンスとして解釈されません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -NoQualifier [<SwitchParameter>]
        修飾子を除いたパスを返します。FileSystem プロバイダーまたはレジストリ プ
        ロバイダーの場合、修飾子は、C: または HKCU: などの、プロバイダー パスの
        ドライブです。たとえば、パスが C:\Test\Logs\Pass1.log の場合、\Test\Logs
        \Pass1.log だけを返します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Parent [<SwitchParameter>]
        パスによって指定された項目またはコンテナーの親コンテナーだけを返します。
        たとえば、パスが C:\Test\Logs\Pass1.log の場合、C:\Test\Logs を返します。
        Parent パラメーターは、既定の分割位置パラメーターです。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Path <string[]>
        分割するパスを指定します。ワイルドカードを使用できます。パスにスペースが
        含まれる場合は、二重引用符で囲みます。パイプを使用してパスを Split-Path 
        に渡すこともできます。
        
        必須                         true
        位置                         1
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue, ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Qualifier [<SwitchParameter>]
        指定されたパスの修飾子だけを返します。FileSystem プロバイダーまたはレジ
        ストリ プロバイダーの場合、修飾子は、C: または HKCU: などの、プロバイダ
        ー パスのドライブです。
        
        必須                         false
        位置                         2
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Resolve [<SwitchParameter>]
        パス要素を表示する代わりに、結果として分割されたパスによって参照されてい
        る項目を表示します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -UseTransaction [<SwitchParameter>]
        コマンドを有効なトランザクションに含めます。このパラメーターは、トランザ
        クションの進行中のみ有効です。詳細については、「about_Transactions」を参
        照してください。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    System.String
        パイプを使用してパスを含む文字列を Split-Path に渡すことができます。
    
出力
    System.String
        Split-Path コマンドレットはテキスト文字列を返します。Resolve パラメータ
        ーを使用すると、Split-Path は項目の場所を示す文字列を返し、FileInfo や R
        egistryKey オブジェクトなどの、項目を表すオブジェクトは返しません。
    
メモ
        分割位置パラメーター (Qualifier、Parent、Leaf、および NoQualifier) は、
        同時に使用することができません。それぞれのコマンドでいずれか 1 つだけ使
        用できます。
        
        Path という名詞を含むコマンドレット (Path コマンドレット) は、パス名を操
        作し、すべての Windows PowerShell プロバイダーが解釈できる簡潔な形式の名
        前を返します。プログラムやスクリプトで、パス名の全部または一部を特定の形
        式で表示するために使用することを目的としています。Dirname、Normpath、Rea
        lpath、Join など、他のパス操作コマンドレットと同じように使用します。
        
        Path コマンドレットは、FileSystem、Registry、Certificate など、いくつか
        のプロバイダーで使用できます。
        
        Split-Path コマンドレットは、プロバイダーによって公開されているデータを
        使用するように設計されています。セッションで使用可能なプロバイダーの一覧
        を表示するには、「Get-PSProvider」と入力します。詳細については、「about_
        Providers」を参照してください。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    
    C:\PS>split-path "HKCU:\Software\Microsoft" -qualifier
    
    HKCU:
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、パスの修飾子 (ドライブ) だけを返します。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    
    C:\PS>split-path "C:\Test\Logs\*.log" -leaf -resolve
    
    Pass1.log
    Pass2.log
    ...
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、分割されたパスが参照しているファイルが表示されます。
    このパスは最後の項目 (リーフ) に分割されるため、パスのファイル名だけが表示さ
    れます。
    
    Resolve パラメーターを使用すると、Split-Path は、分割されたパスを表示するの
    ではなく、分割されたパスの参照先の項目を表示します。
    
    すべての Split-Path コマンドと同様に、このコマンドは文字列を返します。ファイ
    ルを表す FileInfo オブジェクトは返しません。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    
    C:\PS>split-path "C:\WINDOWS\system32\WindowsPowerShell\V1.0\about_*.txt"
    
    C:\WINDOWS\system32\WindowsPowerShell\V1.0
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、パスの親コンテナーだけを返します。分割位置を指定するパラメー
    ターが含まれていないため、Split-Path は既定の分割位置である Parent を使用し
    ます。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    
    C:\PS>split-path ".\My Pictures\*.jpg" -IsAbsolute
    
    False
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、パスが相対パスと絶対パスのどちらであるかを特定します。この例
    では、パスがドット (.) で表した現在のディレクトリからの相対パスになっている
    ため FALSE ($false) が返されます。
    
    -------------------------- 例 5 --------------------------
    
    C:\PS>set-location (split-path $profile)
    
    PS C:\Documents and Settings\juneb\My Documents\WindowsPowerShell>
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、Windows PowerShell プロファイルが格納されているディ
    レクトリに場所を移動します。かっこ内のコマンドは、Split-Path コマンドレットを
    使用して、組み込み変数 $Profile に格納されているパスの親だけを返します。(Pare
    nt パラメーターは、既定の分割位置パラメーターなので、省略してかまいません)。
    かっこは、Windows PowerShell に対して、そのコマンドを先に実行するよう指示しま
    す。この方法は、パス名が長いディレクトリに移動する際に便利な方法です。
    
    -------------------------- 例 6 --------------------------
    
    C:\PS>'C:\Documents and Settings\User01\My Documents\My Pictures' | split-path
    
    C:\Documents and Settings\User01\My Documents
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、パイプライン演算子 (|) を使用してパスを Split-Path コマンドレ
    ットに渡します。パスを引用符で囲み、1 つのトークンであることを示します。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113404
    about_Providers 
    Test-Path 
    Convert-Path 
    Resolve-Path 
    Join-Path 
    	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Cmdlet、Split-Path
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