
記事記号:[mg1988] 初版:2011/Sep/30

名前
Set-Location
概要
現在の作業場所を、指定された場所に設定します。
構文
Set-Location [-LiteralPath] <string> [-PassThru] [-UseTransaction] [<CommonP
arameters>]
Set-Location [[-Path] <string>] [-PassThru] [-UseTransaction] [<CommonParame
ters>]
Set-Location [-StackName <string>] [-PassThru] [-UseTransaction] [<CommonPar
ameters>]
説明
Set-Location コマンドレットは、作業場所を指定された場所に設定します。指定で
きる場所は、ディレクトリ、サブディレクトリ、レジストリの場所、別の場所スタッ
クです。
パラメーター
-LiteralPath <string>
場所のパスを指定します。LiteralPath パラメーターの値は入力したとおりに使
用されます。ワイルドカードとして解釈される文字はありません。パスにエスケ
ープ文字が含まれている場合は、単一引用符で囲みます。単一引用符で囲んだ文
字はエスケープ シーケンスとして解釈されません。
必須 true
位置 1
既定値
パイプライン入力を許可する true (ByPropertyName)
ワイルドカード文字を許可する false
-PassThru [<SwitchParameter>]
場所を表すオブジェクトをパイプラインに渡します。既定では、このコマンドレ
ットによる出力はありません。
必須 false
位置 named
既定値
パイプライン入力を許可する false
ワイルドカード文字を許可する false
-Path <string>
このパラメーターを使用して、新しい作業場所のパスを指定します。
必須 false
位置 1
既定値
パイプライン入力を許可する true (ByValue, ByPropertyName)
ワイルドカード文字を許可する false
-StackName <string>
場所を設定するスタックの名前です。
必須 false
位置 named
既定値
パイプライン入力を許可する true (ByPropertyName)
ワイルドカード文字を許可する false
-UseTransaction [<SwitchParameter>]
コマンドを有効なトランザクションに含めます。このパラメーターは、トランザ
クションの進行中のみ有効です。詳細については、「about_Transactions」を参
照してください。
必須 false
位置 named
既定値
パイプライン入力を許可する false
ワイルドカード文字を許可する false
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
入力
System.String
パイプを使用してパス (リテラル パスではない) を含む文字列を Set-Location
に渡すことができます。
出力
なし、または System.Management.Automation.PathInfo
PassThru パラメーターを使用すると、Set-Location は場所を表す System.Mana
gement.Automation.PathInfo オブジェクトを生成します。それ以外の場合、こ
のコマンドレットによる出力はありません。
メモ
Set-Location コマンドレットは、プロバイダーによって公開されているデータ
を使用するように設計されています。セッションで使用可能なプロバイダーの一
覧を表示するには、「Get-PSProvider」と入力します。詳細については、「abou
t_Providers」を参照してください。
-------------------------- 例 1 --------------------------
C:\PS>set-location HKLM:
説明
-----------
このコマンドを実行すると、指定した場所 (ここでは HKLM プロバイダー) が現在の
場所になります。
-------------------------- 例 2 --------------------------
C:\PS>set-location env: -passthru
Path
----
Env:\
説明
-----------
このコマンドを実行すると、指定した場所 (ここでは環境変数プロバイダー) が現在
の場所になります。
-------------------------- 例 3 --------------------------
C:\PS>set-location C:
説明
-----------
このコマンドを実行すると、指定した場所 (ここではファイル システム プロバイダ
ーの C: ドライブ) が現在の場所になります。
関連するリンク
Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113397
about_Providers
Get-Location
Pop-Location
Push-Location

基本ソフト: Windows 7
キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Cmdlet、Set-Location