PowerShell Cmdlet - New-WSManInstance
 記事記号:[mg1937] 初版:2011/Sep/30

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    New-WSManInstance
    
概要
    管理リソースの新しいインスタンスを作成します。
    
構文
    New-WSManInstance [-ApplicationName <string>] [-ComputerName <string>] [-Cre
    dential <PSCredential>] [-Port <int>] [-UseSSL] [-SelectorSet] <hashtable> -
    ResourceURI <Uri> [-AuthenticationMechanism <AuthenticationMechanism>] [-Ses
    sionOption <hashtable>] [-ValueSet <hashtable>] [<CommonParameters>]
    
    New-WSManInstance [-ConnectionURI <Uri>] [-SelectorSet] <hashtable> -Resourc
    eURI <Uri> [-AuthenticationMechanism <AuthenticationMechanism>] [-SessionOpt
    ion <hashtable>] [-ValueSet <hashtable>] [<CommonParameters>]
    
説明
    New-WSManInstance コマンドレットは管理リソースの新しいインスタンスを作成しま
    す。リソース URI と値のセットまたは入力ファイルを使用して、管理リソースの新
    しいインスタンスを作成します。
    
    このコマンドレットは WinRM 接続/トランスポート層を使用して、管理リソースのイ
    ンスタンスを作成します。

パラメーター
    -ApplicationName <string>
        接続のアプリケーション名を指定します。ApplicationName パラメーターの既定
        値は "WSMAN" です。リモート エンドポイントの完全な識別子は、次の形式にな
        ります。
        
              <transport>://<server>:<port>/<ApplicationName>
        
        次にその例を示します。
        
              http://server01:8080/WSMAN
        
        セッションをホストするインターネット インフォメーション サービス (IIS) 
        によって、このエンドポイントを含む要求が、指定されたアプリケーションに転
        送されます。この既定の設定 "WSMAN" は、ほとんどのユーザーに適しています。
        このパラメーターは、Windows PowerShell を実行している 1 台のコンピュータ
        ーに多数のコンピューターがリモート接続を確立するときに使用するように設計
        されています。この場合、効率を向上させるため IIS によって Web Services f
        or Management (WS-Management) がホストされます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       wsman
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -AuthenticationMechanism <AuthenticationMechanism>
        サーバーで使用される認証メカニズムを指定します。設定可能な値は、次のとお
        りです。
        
        - Basic: Basic は、ユーザー名およびパスワードがクリア テキストでサーバー
          またはプロキシに送信されるスキームです。
        - Default: WS-Management プロトコルによって実装された認証方法を使用しま
          す。これが既定値です。
        - Digest: Digest は、サーバーで指定されたデータ文字列をチャレンジで使用
          するチャレンジ/レスポンス スキームです。
        - Kerberos: クライアント コンピューターとサーバーは、Kerberos 証明書を使
          用して手動で認証されます。
        - Negotiate: Negotiate は、認証で使用するスキームを特定するために、サー
          バーまたはプロキシとネゴシエートするチャレンジ/レスポンス スキームです。
          たとえば、このパラメーター値を指定すると、Kerberos プロトコルと NTLM 
          のどちらが使用されるかを特定するネゴシエーションを行うことができます。
        - CredSSP: 資格情報のセキュリティ サービス プロバイダー (CredSSP) 認証を
          使用します。この認証では、ユーザーが資格情報を委任できます。このオプシ
          ョンは、1 台のリモート コンピューターで実行していても、データを他のリ
          モート コンピューターから収集したり、追加のコマンドを他のリモート コン
          ピューターで実行したりするコマンド用に設計されています。
        
        注意: CredSSP により、ユーザーの資格情報がローカル コンピューターからリ
        モート コンピューターに委任されます。これを実行すると、リモート操作のセ
        キュリティ リスクが増します。リモート コンピューターのセキュリティが低下
        している場合に、そのリモート コンピューターに資格情報を渡すと、それを使
        用してネットワーク セッションを制御できます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -ComputerName <string>
        管理操作の実行対象のコンピューターを指定します。値には、完全修飾ドメイン
        名、NetBIOS 名、または IP アドレスを指定できます。ローカル コンピュータ
        ー名、localhost、またはドット (.) を使用して、ローカル コンピューターを
        指定します。既定値はローカル コンピューターです。リモート コンピューター
        がユーザーとは異なるドメインにある場合、完全修飾ドメイン名を使用する必要
        があります。このパラメーターの値はパイプを使用してコマンドレットに渡すこ
        とができます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       localhost
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -ConnectionURI <Uri>
        接続エンドポイントを指定します。この文字列の形式は次のとおりです。
        
             <Transport>://<Server>:<Port>/<ApplicationName>
        
        次の文字列は、このパラメーターの正しい形式の値です。
        
             http://Server01:8080/WSMAN
        
        URI は完全修飾名でなければなりません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Credential <PSCredential>
        この処理を実行するアクセス許可を持つユーザー アカウントを指定します。既
        定値は現在のユーザーです。"User01"、"Domain01\User01"、"User@Domain.com" 
        などユーザー名を入力します。または、Get-Credential コマンドレットで返さ
        れるような PSCredential オブジェクトを入力します。ユーザー名を入力すると、
        パスワードの入力を促すメッセージが表示されます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -File <File>
        管理リソースの作成に使用されるファイルのパスを指定します。ResourceURI 
        パラメーターと SelectorSet パラメーターを使用して、管理リソースを指定し
        ます。たとえば、次のコマンドは File パラメーターを使用します。
        
        invoke-wsmanaction -action stopservice -resourceuri wmicimv2/Win32_Serv
        ice -SelectorSet @{Name="spooler"} -File:c:\input.xml -authentication d
        efault
        
        このコマンドは、ファイルからの入力を使用して、スプーラー サービスに対し
        て StopService メソッド [descriptor] を呼び出します。このファイル Input
        .xml には、次のコンテンツが含まれています。
        
        <p:StopService_INPUT xmlns:p="http://schemas.microsoft.com/wbem/wsman/1/
        wmi/root/cimv2/Win32_Service"/>
        
        必須                         
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -OptionSet <hashtable>
        要求の内容を変更または微調整する一連のスイッチをサービスに渡します。これ
        らはサービスに固有であるため、コマンド ライン シェルで使用されるスイッチ
        と似ています。オプションはいくつでも指定できます。
        
        次の例は、値 1、2、および 3 をパラメーター a、b、および c に渡す構文を示
        しています。
        
              -OptionSet @{a=1;b=2;c=3}
        
        必須                         
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Port <int>
        クライアントが WinRM サービスに接続する際に使用するポートを指定します。
        トランスポートが HTTP の場合、既定のポートは 80 です。トランスポートが H
        TTPS の場合、既定のポートは 443 です。HTTPS をトランスポートとして使用す
        る場合、ComputerName パラメーターの値はサーバーの証明書の共通名 (CN) と
        一致する必要があります。ただし、SkipCNCheck パラメーターが SessionOption 
        パラメーターの一部として指定されている場合は、サーバーの証明書の共通名は
        サーバーのホスト名と一致している必要はありません。SkipCNCheck パラメータ
        ーは、信頼されたコンピューターにのみ使用してください。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -ResourceURI <Uri>
        リソース クラスまたはインスタンスの URI (Uniform Resource Identifier) を
        格納します。URI は、ディスクやプロセスなど、コンピューター上の特定の種類
        のリソースを識別するために使用します。
        
        URI はプレフィックスとリソースのパスで構成されます。次にその例を示します。
        
             http://schemas.microsoft.com/wbem/wsman/1/wmi/root/cimv2/Win32_Logi
             calDisk
             http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-schema/2/CIM_NumericSensor
        
        必須                         true
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -SelectorSet <hashtable>
        特定の管理リソース インスタンスの選択に使用される値のペアを指定します。
        リソースのインスタンスが複数存在する場合に SelectorSet パラメーターが使
        用されます。SelectorSet パラメーターの値は、ハッシュ テーブルである必要
        があります。
        
        次の例は、このパラメーターの値の入力方法を示しています。
        
            -SelectorSet @{Name="WinRM";ID="yyy"}
        
        必須                         true
        位置                         2
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -SessionOption <hashtable>
        WS-Management セッションの一連の拡張オプションを定義します。New-WSManSes
        sionOption コマンドレットを使用して作成する SessionOption オブジェクトを
        入力します。使用できるオプションの詳細については、「New-WSManSessionOpti
        on」を参照してください。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -UseSSL [<SwitchParameter>]
        リモート コンピューターとの接続確立に Secure Sockets Layer (SSL) プロト
        コルを使用するように指定します。既定では、SSL は使用されません。
        
        WS-Management では、ネットワーク上で送信されるすべての Windows PowerShel
        l コンテンツが暗号化されます。UseSSL パラメーターを使用すると、HTTP では
        なく HTTPS による追加の保護を指定できます。接続に使用されるポートで SSL 
        が利用できない場合にこのパラメーターを指定すると、コマンドは失敗します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -ValueSet <hashtable>
        管理リソースの変更に役立つハッシュ テーブルを指定します。ResourceURI パ
        ラメーターおよび SelectorSet パラメーターを使用して、管理リソースを指定
        します。ValueSet パラメーターの値は、ハッシュ テーブルである必要がありま
        す。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    なし
        このコマンドレットは入力を受け取りません。
    
出力
    なし
        このコマンドレットは出力を生成しません。
    
メモ
        Windows Management Instrumentation (WMI) のコマンドレット、Set-WmiInstan
        ce コマンドレットがよく似ています。Set-WmiInstance は DCOM 接続/トランス
        ポート層を使用して WMI インスタンスを作成または更新します。
    
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    
    C:\PS>New-WSManInstance winrm/config/Listener -SelectorSet @{Transport=HTTPS} 
    -ValueSet @{Hostname="HOST";CertificateThumbprint="XXXXXXXXXX"}
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、すべての IP アドレスに WS-Management HTTPS リスナーのインスタ
    ンスを作成します。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=141448
    Connect-WSMan 
    Disable-WSManCredSSP 
    Disconnect-WSMan 
    Enable-WSManCredSSP 
    Get-WSManCredSSP 
    Get-WSManInstance 
    Invoke-WSManAction 
    New-WSManSessionOption 
    Remove-WSManInstance 
    Set-WSManInstance 
    Set-WSManQuickConfig 
    Test-WSMan 
    	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Cmdlet、New-WSManInstance
ご利用数: 1971807
感想・要望・問い合わせは こちら