PowerShell Cmdlet - Import-PSSession
 記事記号:[mg1909] 初版:2011/Sep/30

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Import-PSSession
    
概要
    別のセッションのコマンドを現在のセッションにインポートします。
    
構文
    Import-PSSession [-Session] <PSSession> [[-CommandName] <string[]>] [[-Forma
    tTypeName] <string[]>] [-AllowClobber] [-ArgumentList <Object[]>] [-CommandT
    ype {Alias | Function | Filter | Cmdlet | ExternalScript | Application | Scr
    ipt | All}] [-Module <string[]>] [-Prefix <string>] [<CommonParameters>]
    
説明
    Import-PSSession コマンドレットは、ローカルまたはリモート コンピューターの P
    SSession から現在のセッションにコマンド (コマンドレット、関数、エイリアスな
    ど) をインポートします。Get-Command が PSSession で検出するコマンドは、すべ
    てインポート可能です。
    
    Import-PSSession コマンドを使用すると、Microsoft Exchange Server シェルなど
    のカスタマイズされたシェル、または Windows PowerShell モジュールおよびスナッ
    プインまたは現在のセッションにない他の要素を含むセッションからコマンドをイン
    ポートできます。
    
    コマンドをインポートするには、まず New-PSSession コマンドレットを使用して PS
    Session を作成します。次に、Import-PSSession コマンドレットを使用してコマン
    ドをインポートします。既定では、Import-PSSession は、現在のセッション内のコ
    マンドと同じ名前のコマンドを除くすべてのコマンドをインポートします。すべての
    コマンドをインポートするには、AllowClobber パラメーターを使用します。
    
    インポートされたコマンドは、セッション内のコマンドと同様に使用できます。イン
    ポートされたコマンドを使用すると、コマンドのインポートされた部分が暗黙的にイ
    ンポート元のセッションで実行されます。ただし、リモート操作は Windows PowerSh
    ell で全体的に処理されます。使用する際にそれらを意識する必要はありません。開
    いている他のセッション (PSSession) への接続を維持することのみ注意してくださ
    い。セッションを閉じると、インポートされたコマンドは使用できなくなります。
    
    インポートされたコマンドはローカル コマンドよりも実行に時間がかかる場合があ
    るため、Import-PSSession は AsJob パラメーターをインポートされたすべてのコマ
    ンドに追加します。このパラメーターによって、コマンドを Windows PowerShell の
    バックグラウンド ジョブとして実行できます。詳細については、「about_Jobs」を
    参照してください。
    
    Import-PSSession を使用すると、Windows PowerShell は、インポートされたコマン
    ドをセッション内にのみ存在する一時モジュールに追加し、このモジュールを表すオ
    ブジェクトを返します。将来のセッションで使用できる永続的なモジュールを作成す
    るには、Export-PSSession コマンドレットを使用します。
    
    Import-PSSession コマンドレットは、Windows PowerShell の暗黙的なリモート処理
    機能を使用します。コマンドを現在のセッションにインポートすると暗黙的に、元の
    セッションで、または、元のコンピューターの同様のセッションで実行されます。

パラメーター
    -AllowClobber [<SwitchParameter>]
        現在のセッションに同じ名前のコマンドがあるかどうかに関係なく、指定された
        コマンドをインポートします。
        
        現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコマンドをインポートした場合、イ
        ンポートされたコマンドによって元のコマンドが隠されるか、置き換えられます。
        詳細については、「about_Command_Precedence」を参照してください。
        
        既定では、Import-PSSession は、現在のセッション内のコマンドと同じ名前の
        コマンドはインポートしません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       False
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -ArgumentList <Object[]>
        指定した引数 (パラメーター値) を使用して得られるコマンドの変数をインポー
        トします。
        
        たとえば、$s の PSSession にある証明書 (Cert:) ドライブの Get-Item コマ
        ンドの変数をインポートするには、「import-pssession -session $s -command 
        get-item -argumentlist cert:」と入力します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコ
                                     マンドを除く PSSession 内のすべてのコマンド。
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -CommandName <string[]>
        指定した名前または名前のパターンを持つコマンドのみをインポートします。ワ
        イルドカードを使用できます。"CommandName" またはそのエイリアスである "Na
        me" を使用します。
        
        既定では、Import-PSSession は、現在のセッション内のコマンドと同じ名前の
        コマンドを除くすべてのコマンドをセッションからインポートします。このため、
        インポートされたコマンドによってセッション内のコマンドが隠れたり、置き換
        えられたりすることはありません。すべてのコマンド (他のコマンドを隠したり、
        置き換えたりすることになるものも含む) をインポートするには、AllowClobber 
        パラメーターを使用します。
        
        CommandName パラメーターを使用する場合、FormatTypeName パラメーターを使
        用しない限り、コマンドの書式設定ファイルはインポートされません。同様に、
        FormatTypeName パラメーターを使用する場合、CommandName パラメーターを使
        用しない限り、コマンドはインポートされません。
        
        必須                         false
        位置                         3
        既定値                       現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコ
                                     マンドを除く PSSession 内のすべてのコマンド。
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する true
        
    -CommandType <CommandTypes>
        指定した種類のコマンド オブジェクトのみをインポートします。既定値は Cmdl
        et です。"CommandType" またはそのエイリアスである "Type" を使用します。
        
        有効な値は次のとおりです。
        -- Alias: リモート セッションの Windows PowerShell エイリアス。
        -- All: リモート セッションのコマンドレットおよび関数。
        -- Application: リモート セッションの Path 環境変数 ($env:path) に示され
           ているパスにある Windows-PowerShell ファイル以外のすべてのファイル (.
           txt、.exe、.dll など)。
        -- Cmdlet: リモート セッションのコマンドレット。既定値は "Cmdlet" です。
        -- ExternalScript: リモート セッションの Path 環境変数 ($env:path) に示
           されているパスにある .ps1 ファイル。
        -- Filter および Function: リモート セッションの Windows PowerShell 関数。
        -- Script: リモート セッションのスクリプト ブロック。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコ
                                     マンドを除く PSSession 内のすべてのコマンド。
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -FormatTypeName <string[]>
        指定した Microsoft .NET Framework 型の書式設定命令をインポートします。型
        の名前を入力します。ワイルドカードを使用できます。
        
        このパラメーターの値は、コマンドのインポート元のセッションで Get-FormatD
        ata コマンドによって返される型の名前である必要があります。リモート セッ
        ションのすべての書式設定データを取得するには、「*」と入力します。
        
        コマンドに CommandName パラメーターと FormatTypeName パラメーターのどち
        らかが含まれていない場合、Import-PSSession は、リモート セッションで Get
        -FormatData コマンドによって返されるすべての .NET Framework 型の書式設定
        命令をインポートします。
        
        FormatTypeName パラメーターを使用する場合、CommandName パラメーターを使
        用しない限り、コマンドはインポートされません。同様に、CommandName パラメ
        ーターを使用する場合、FormatTypeName パラメーターを使用しない限り、コマ
        ンドの書式設定ファイルはインポートされません。
        
        必須                         false
        位置                         4
        既定値                       System.Management.Automation 名前空間の型
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する true
        
    -Module <string[]>
        指定した Windows PowerShell スナップインおよびモジュールにコマンドのみを
        インポートします。スナップインとモジュールの名前を入力します。ワイルドカ
        ードは使用できません。
        
        詳細については、「about_PSSnapins」および「Import-Module」を参照してくだ
        さい。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコ
                                     マンドを除く PSSession 内のすべてのコマンド。
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Prefix <string>
        インポートされたコマンドの名前の名詞に、指定されたプレフィックスを追加し
        ます。
        
        同じセッションの異なるコマンドに同じ名前が付いている場合に発生する可能性
        がある名前の競合を回避するには、このパラメーターを使用します。たとえば、
        プレフィックス "Remote" を指定して Get-Date コマンドレットをインポートし
        た場合、このコマンドレットはセッションで Get-RemoteDate として認識され、
        元の Get-Date コマンドレットと混同されることはありません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Session <PSSession>
        コマンドレットのインポート元となる PSSession を指定します。セッション オ
        ブジェクトを含んでいる変数を入力するか、New-PSSession コマンド、Get-PSSe
        ssion コマンドなど、セッション オブジェクトを取得するコマンドを入力しま
        す。指定できるセッションは 1 つだけです。このパラメーターは必須です。
        
        必須                         true
        位置                         1
        既定値                       なし
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    なし
        パイプを使用してこのコマンドレットにオブジェクトを渡すことはできません。
    
出力
    System.Management.Automation.PSModuleInfo
        Import-PSSession は、New-Module と Get-Module が返すのと同じモジュール 
        オブジェクトを返します。ただし、インポートされたモジュールは一時モジュー
        ルで、現在のセッションにのみ存在します。ディスク上に永続的なモジュールを
        作成するには、Export-PSSession コマンドレットを使用します。
    
メモ
        Import-PSSession は Windows PowerShell リモート処理インフラストラクチャ
        に依存します。このコマンドレットを使用するには、コンピューターが WS-Mana
        gement リモート処理用に構成されている必要があります。詳細については、「a
        bout_Remote」および「about_Remote_Requirements」を参照してください。
        
        Import-PSSession を使用して変数または Windows PowerShell プロバイダーを
        インポートすることはできません。
        
        現在のセッション内のコマンドと同じ名前を持つコマンドをインポートすると、
        インポートしたコマンドによってセッション内のエイリアス、関数、およびコマ
        ンドレットが隠れた状態になったり、関数や変数が置き換えられたりする可能性
        があります。詳細については、「about_Command_Precedence」を参照してくださ
        い。
        
        Import-PSSession は、すべてのコマンドを関数に変換してからインポートしま
        す。その結果、インポートされたコマンドは、元のコマンドの種類を維持した場
        合と比べて若干異なる動作をします。たとえば、PSSession からコマンドレット
        をインポートした後に同じ名前を持つコマンドレットをモジュールまたはスナッ
        プインからインポートした場合、常に既定で実行されるのは PSSession からイ
        ンポートしたコマンドレットになります。コマンドレットよりも関数の方が優先
        されるためです。反対に、エイリアスを同じ名前のエイリアスが含まれるセッシ
        ョンにインポートした場合、元のエイリアスが常に使用されます。関数よりもエ
        イリアスの方が優先されるためです。詳細については、「about_Command_Preced
        ence」を参照してください。
        
        Import-PSSession は Write-Progress コマンドレットを使用してコマンドの進
        行状況を表示します。コマンドの実行中は進行状況バーが表示されます。
        
        インポートするコマンドを検索する場合、Import-PSSession は Invoke-Command 
        コマンドレットを使用して PSSession で Get-Command コマンドを実行します。
        コマンドの書式設定データを取得する場合は、Get-FormatData コマンドレット
        を使用します。Import-PSSession コマンドを実行すると、Invoke-Command、Get
        -Command、および Get-FormatData のエラー メッセージが表示される場合があ
        ります。また、Import-PSSession は、Get-Command、Get-FormatData、Select-O
        bject、および Get-Help コマンドレットを含んでいない PSSession からコマン
        ドをインポートできません。
        
        インポートされたコマンドは、ユーザー インターフェイスを使用してメモ帳な
        どのプログラムを起動できないなど、他のリモート コマンドと同じ制限があり
        ます。
        
        Windows PowerShell プロファイルは PSSession で実行されないため、プロファ
        イルによってセッションに追加されたコマンドは Import-PSSession では使用で
        きません。プロファイルからコマンドをインポートするには、Invoke-Command 
        コマンドを使用して、コマンドをインポートする前に手動で PSSession 内のプ
        ロファイルを実行します。
        
        Import-PSSession によって作成される一時モジュールには、コマンドによって
        書式設定データがインポートされない場合でも、書式設定ファイルが含まれるこ
        とがあります。コマンドで書式設定データがインポートされない場合、作成さ
        れる書式設定ファイルに書式設定データは含まれません。
        
        Import-PSSession を使用する場合は、現在のセッションの実行ポリシーが "Re
        stricted" または "AllSigned" であってはなりません。Import-PSSession で作
        成されるモジュールには、これらのポリシーが禁止している署名なしのスクリプ
        ト ファイルが含まれるためです。ローカル コンピューターの実行ポリシーを変
        更することなく Import-PSSession を使用するには、Set-ExecutionPolicy の S
        cope パラメーターを使用して、単一のプロセスに制限の緩い実行ポリシーを設
        定します。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    
    C:\PS>$s = new-pssession -computername Server01
    
    C:\PS> import-pssession -session $s
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、現在のセッション内のコマンドと同じ名前のコマンドを除くすべて
    のコマンドを Server01 コンピューターの PSSession から現在のセッションにイン
    ポートします。
    
    このコマンドは CommandName パラメーターを使用しないため、インポートされるコ
    マンドに必要なすべての書式設定データもインポートします。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    
    C:\PS>$s = new-pssession https://ps.testlabs.com/powershell
    
    C:\PS> import-pssession -session $s -commandname *-test -formatTypeName *
    
    C:\PS> new-test -name test1
    
    C:\PS> get-test test1 | run-test
    
    説明
    -----------
    これらのコマンドは、PSSession からローカル セッションに "-test" で終わる名前
    のコマンドをインポートし、インポートされたコマンドレットの使用方法を示します。
    
    最初のコマンドは New-PSSession コマンドレットを使用して PSSession を作成しま
    す。PSSession は $s 変数に保存されます。
    
    2 番目のコマンドは、Import-PSSession コマンドレットを使用して、$s の PSSessi
    on から現在のセッションにコマンドをインポートします。また、CommandName パラ
    メーターを使用して Test という名詞を含むコマンドを指定し、FormatTypeName パ
    ラメーターを使用して Test コマンドの書式設定データをインポートします。
    
    3 番目と 4 番目のコマンドは、現在のセッションにインポートされたコマンドを使
    用します。インポートされたコマンドは実際には現在のセッションに追加されている
    ため、ローカル構文を使用してこれらのコマンドを実行します。インポートされたコ
    マンドを実行するために Invoke-Command コマンドレットを使用する必要はありませ
    ん。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    
    C:\PS>$s1 = new-pssession -computername s1 
    
    C:\PS> $s2 = new-pssession -computername s2
    
    C:\PS> import-pssession -session s1 -type cmdlet -name New-Test, Get-Test -F
    ormatTypeName *
    
    C:\PS> import-pssession -session s2 -type cmdlet -name Set-Test -FormatTypeN
    ame *
    
    C:\PS> new-test Test1 | set-test -runtype full
    
    説明
    -----------
    この例は、インポートされたコマンドレットをローカル コマンドレットと同様に使
    用できることを示しています。
    
    これらのコマンドは、Server01 コンピューターの PSSession から New-Test コマン
    ドレットと Get-Test コマンドレットをインポートし、Server02 コンピューターの 
    PSSession から Set-Test コマンドレットをインポートします。
    
    コマンドレットは異なる PSSession からインポートされていますが、エラーを発生
    することなく別のコマンドレットに対してオブジェクトをパイプ処理できます。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    
    C:\PS>$s = new-pssession -computername Server01
    
    C:\PS> import-pssession -session $s -commandname *-test* -formattypename *
    
    C:\PS> $batch = new-test -name Batch -asjob
    
    C:\PS> receive-job $batch
    
    説明
    -----------
    この例は、インポートされたコマンドをバックグラウンド ジョブとして実行する方
    法を示しています。
    
    インポートされたコマンドはローカル コマンドよりも実行に時間がかかる場合があ
    るため、Import-PSSession は AsJob パラメーターをインポートされたすべてのコマ
    ンドに追加します。AsJob パラメーターを使用して、コマンドをバックグラウンド 
    ジョブとして実行できます。
    
    最初のコマンドは、Server01 コンピューターで PSSession を作成し、PSSession オ
    ブジェクトを $s 変数に保存します。
    
    2 番目のコマンドは、Import-PSSession を使用して $s の PSSession から現在のセ
    ッションに Test コマンドレットをインポートします。
    
    3 番目のコマンドは、インポートされた New-Test コマンドレットの AsJob パラメ
    ーターを使用して、New-Test コマンドをバックグラウンド ジョブとして実行します。
    このコマンドは、New-Test によって返されるジョブ オブジェクトを $batch 変数に
    保存します。
    
    4 番目のコマンドは、Receive-Job コマンドレットを使用して、$batch 変数に保存
    されたジョブの結果を取得します。
    
    -------------------------- 例 5 --------------------------
    
    C:\PS>$s = new-pssession -comp Server01
    
    C:\PS> invoke-command -session $s {import-module TestManagement}
    
    C:\PS> import-pssession -session $s -module TestManagement
    
    説明
    -----------
    この例は、リモート コンピューターの Windows PowerShell モジュールから現在の
    セッションにコマンドレットと関数をインポートする方法を示しています。
    
    最初のコマンドは、Server01 コンピューターで PSSession を作成し、それを $s 変
    数に保存します。
    
    2 番目のコマンドは、Invoke-Command コマンドレットを使用して、$s に保存された 
    PSSession で Import-Module コマンドを実行します。
    
    通常、モジュールは、Windows PowerShell プロファイルの Import-Module コマンド
    によってすべてのセッションに追加されますが、プロファイルは PSSessions で実行
    されません。
    
    3 番目のコマンドは、Import-PSSession の Module パラメーターを使用して、モジ
    ュールのコマンドレットと関数を現在のセッションにインポートします。
    
    -------------------------- 例 6 --------------------------
    
    C:\PS>import-pssession $s -CommandName Get-Date, SearchHelp  -formatTypeName 
    * -AllowClobber
    
    Name              : tmp_79468106-4e1d-4d90-af97-1154f9317239_tcw1zunz.ttf
    Path              : C:\Users\User01\AppData\Local\Temp\tmp_79468106-4e1d-4d9
                        0-af97-1154f9317239_tcw1zunz.ttf\tmp_79468106-4e1d-4d90-
                        af97-1154f9317239_tcw1zunz.ttf.psm1
    Description       : Implicit remoting for http://server01.corp.fabrikam.com/
                        wsman
    Guid              : 79468106-4e1d-4d90-af97-1154f9317239
    Version           : 1.0
    ModuleBase        : C:\Users\User01\AppData\Local\Temp\tmp_79468106-4e1d-4d9
                        0-af97-1154f9317239_tcw1zunz.ttf
    ModuleType        : Script
    PrivateData       : {ImplicitRemoting}
    AccessMode        : ReadWrite
    ExportedAliases   : {}
    ExportedCmdlets   : {}
    ExportedFunctions : {[Get-Date, Get-Date], [SearchHelp, SearchHelp]}
    ExportedVariables : {}
    NestedModules     : {}
    
    説明
    -----------
    この例では、Import-PSSession を使用してディスク上の一時ファイルにモジュール
    を作成しています。また、すべてのコマンドを関数に変換してから、現在のセッショ
    ンにインポートしています。
    
    このコマンドは、Import-PSSession コマンドレットを使用して、Get-Date コマンド
    レットと SearchHelp 関数を現在のセッションにインポートします。
    
    Import-PSSession コマンドレットは、一時モジュールを表す PSModuleInfo オブジ
    ェクトを返します。Path プロパティの値は、Import-PSSession によって一時的な場
    所にスクリプト モジュール (.psm1) ファイルが作成されたことを示しています。Ex
    portedFunctions プロパティは、Get-Date コマンドレットと SearchHelp 関数がい
    ずれも関数としてインポートされたことを示しています。
    
    -------------------------- 例 7 --------------------------
    
    C:\PS>import-pssession $s -CommandName Get-Date -formatTypeName * -AllowClob
    ber
    
    C:\PS> get-command get-date
    
    CommandType   Name       Definition
    -----------   ----       ----------
    Function      Get-Date   ...
    Cmdlet        Get-Date   Get-Date [[-Date] <DateTime>] [-Year <Int32>] [-Mon
                             th <Int32>]
    
    C:\PS> Get-Date
    09074   
    
    C:\PS> (get-command -type cmdlet -name get-date).pssnapin.name
    Microsoft.PowerShell.Utility
    
    C:\PS> Microsoft.PowerShell.Utility\get-date
    
    Sunday, March 15, 2009 2:08:26 PM
    
    説明
    -----------
    この例は、インポートされたコマンドによって隠れた状態になっているコマンドの実
    行方法を示しています。
    
    最初のコマンドは、$s 変数の PSSession から Get-Date コマンドレットをインポー
    トします。現在のセッション内に Get-Date コマンドレットが存在するため、このコ
    マンドには AllowClobber パラメーターが必須です。
    
    2 番目のコマンドは、Get-Command コマンドレットを使用して、現在のセッションの 
    Get-Date コマンドを取得します。出力には、セッションに元の Get-Date コマンド
    レットと Get-Date 関数が存在することが示されます。Get-Date 関数は、インポー
    トされた Get-Date コマンドレットを $s の PSSession で実行します。
    
    3 番目のコマンドは Get-Date コマンドを実行します。関数はコマンドレットよりも
    優先されるので、インポートされた Get-Date 関数が実行され、ユリウス歴の日付が
    返されます。
    
    4 番目と 5 番目のコマンドは、インポートされたコマンドによって隠れた状態にな
    っているコマンドを、修飾名を使用して実行する方法を示しています。
    
    4 番目のコマンドは、元の Get-Date コマンドレットを現在のセッションに追加した 
    Windows PowerShell スナップインの名前を取得します。
    
    5 番目のコマンドは、スナップイン名で修飾した Get-Date コマンドレットの名前を
    使用して、Get-Date コマンドを実行します。
    
    コマンドの優先順位と隠れているコマンドの詳細については、「about_Command_Prec
    edence」を参照してください。
    
    -------------------------- 例 8 --------------------------
    
    C:\PS>import-pssession -session $s -commandName *Item* -AllowClobber
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、名前に "Item" が含まれるコマンドを $s の PSSession からイン
    ポートします。コマンドには CommandName パラメーターが含まれていますが、Form
    atTypeData パラメーターは含まれていないため、コマンドだけがインポートされま
    す。
    
    現在のセッションにコマンドの書式設定データが既に存在しており、Import-PSSess
    ion を使用してリモート コンピューターでコマンドを実行する場合に、このコマン
    ドを使用します。
    
    -------------------------- 例 9 --------------------------
    
    C:\PS>$m = import-pssession -session $s -CommandName *bits* -formattypename 
    *bits*
    
    C:\PS> get-command -module $m
    
    CommandType     Name
    -----------     ----
    Function        Add-BitsFile
    Function        Complete-BitsTransfer
    Function        Get-BitsTransfer
    Function        Remove-BitsTransfer
    Function        Resume-BitsTransfer
    Function        Set-BitsTransfer
    Function        Start-BitsTransfer
    Function        Suspend-BitsTransfer
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、Import-PSSession コマンドによってセッションにインポートされ
    たコマンドを、Get-Command の Module パラメーターを使用して見つける方法を示し
    ています。
    
    最初のコマンドは、Import-PSSession コマンドレットを使用して、名前に "bits" 
    が含まれるコマンドを $s 変数の PSSession からインポートします。そして、Impo
    rt-PSSession コマンドが返す一時モジュールを $m 変数に保存します。
    
    2 番目のコマンドは、Get-Command コマンドレットを使用して、$m 変数に保存され
    たモジュールによってエクスポートされるコマンドを取得します。
    
    Module パラメーターは、モジュール名用の文字列値を受け取ります。ただし、モジ
    ュール オブジェクトを渡した場合、Windows PowerShell はモジュール名を返す ToS
    tring メソッドをそのモジュール オブジェクトに対して適用します。
    
    Get-Command コマンドは、"get-command $m.name" と同等です。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135221
    about_Command_Precedence 
    New-PSSession 
    Export-PSSession 
    about_Jobs 
    about_PSSessions 
    	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Cmdlet、Import-PSSession
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