PowerShell HelpFile - about_Variables
 記事記号:[me1592] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Variables

簡易説明
    Windows PowerShell で変数を使って値を格納する方法について説明します。

詳細説明
    変数は、値が格納されるメモリーの単位です。Windows PowerShell では、変数はド
    ル記号 ($) が先頭に付いた 1 単語のテキスト文字列で表されます (例: $a、$proce
    ss、$my_var)。

    Windows PowerShell の変数には、いくつかの種類があります。

    -- ユーザーによって作成される変数: ユーザーによって作成され、管理される変数で
       す。既定では、ユーザーが Windows PowerShell のコマンド ラインで作成した変
       数は、Windows PowerShell ウィンドウが開いている間のみ存在し、ウィンドウを
       閉じると失われます。変数を保存するには、Windows PowerShell プロファイルに
       追加します。スクリプトの中で、global、script、local などのスコープを指定し
       て変数を作成することもできます。

    -- 自動変数: 自動変数には、Windows PowerShell の状態が格納されます。これらの
       変数は Windows PowerShell によって作成され、その値も Windows PowerShell に
       よって必要に応じて変更されるので、常に正確な値が保たれます。ユーザーは、こ
       の変数の値を変更できません。たとえば、$PSHome 変数には、Windows PowerShell 
       のインストール ディレクトリのパスが格納されます。自動変数の詳細、一覧、お
       よび説明については、「about_Automatic_Variables」を参照してください。

    -- ユーザー設定変数: ユーザーが設定した Windows PowerShell の環境設定が格納
       されます。この変数は Windows PowerShell によって作成され、既定値が設定さ
       れます。ユーザーは、この変数の値を変更できます。たとえば、MaximumHistory
       Count を設定することによって、セッション履歴の最大項目数を指定できます。
       ユーザー設定変数の詳細、一覧、および説明については、「about_Preference_V
       ariables」を参照してください。

    
 変数の操作

    Windows PowerShell セッションのすべての変数を一覧表示するには、次のように入
    力します。

       get-variable

    変数の値を表示するには、ドル記号 ($) に続けて変数の名前を入力します。その値
    が Windows PowerShell からの応答として表示されます。

       $<variable-name>

    次にその例を示します。

        PS> $pshome
        C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0


    新しい変数を作成したり、変数の値を変更したりするには、次の形式で代入ステート
    メントを使用します。

        $<variable> = <value>

    次にその例を示します。

        PS> $my-variable = 1, 2, 3

        または

        PS> $VerbosePreference = "Continue"

    変数を表すオブジェクトを取得するには、次のように、Get-Variable コマンドを使
    用します。

        PS> get-variable pid


    変数を使用するには、コマンドまたは式の中で変数名をドル記号 ($) 付きで入力し
    ます。コマンドまたは式が引用符で囲まれていない場合、または、二重引用符 (") 
    で囲まれている場合、そのコマンドまたは式では変数の値が使用されます。コマンド
    が単一引用符 (') で囲まれている場合、その式では変数名が使用されます。

    たとえば、1 つ目のコマンドは、$profile 変数 (Windows PowerShell ユーザー プロ
    ファイル ファイルのパス) の値を検索します。2 つ目のコマンドは、このファイルを
    メモ帳で開きます。

        PS> $profile
        C:\Documents and Settings\User01\My Documents\WindowsPowerShell\Microsoft
        .PowerShell_profile.ps1

        PS> Notepad $profile


    変数には、どのような種類のオブジェクトでも格納できます。整数、文字列、配列、
    ハッシュ テーブルのほか、プロセス、サービス、イベント ログ、コンピューターな
    どを表すオブジェクトを格納することもできます。
  

  変数の保存
      独自に作成した変数は、それを作成したセッションの中でしか使用できません。セ
      ッションを終了すると失われます。
     
      変数を保存するには、Windows PowerShell プロファイルに追加します。プロファイ
      ルに追加された変数は、自分が開いたすべての Windows PowerShell セッションに
      追加されます。

      たとえば、すべての Windows PowerShell セッションを対象に、$VerbosePreferen
      ce 変数の値を変更するには、自分の Windows PowerShell プロファイルに次のコ
      マンドを追加します。

	  $VerbosePreference = "Continue"

      このコマンドをプロファイルに追加するには、メモ帳などのテキスト エディターで
      プロファイル ファイルを開いて追加するか、次のように Add-Content コマンドを
      使用して追加することもできます。

      次のコマンドは、$VerbosePreference 変数の新しい値を "CurrentUser,AllHosts" 
      プロファイルに追加します。

	  add-content -path $profile.CurrentUserAllHosts -value '$VerbosePrefere
          nce = "Continue"'

      Windows PowerShell のプロファイルの詳細については、「about_profiles」を参
      照してください。


 特殊文字を使った変数名

    中かっこを使用すると、Windows PowerShell に変数名を文字どおりに解釈させること
    ができます。特に、ダッシュ、ピリオド、コロン、かっこなどの特殊文字を含んだ変
    数名を作成したり参照したりする際には、この方法が役立ちます。

    ハイフンを含んだ変数名を作成するには、変数名を中かっこで囲みます。"save-items" 
    という名前の変数を作成するコマンドを次に示します。

        C:\PS> ${save-items} = "a", "b", "c"
        C:\PS>${save-items}
        a
        b
        c

    かっこを含んだ変数名を参照するには、変数名を中かっこで囲みます。

    たとえば、次のコマンドは、"ProgramFiles(x86)" 環境変数のディレクトリ ストアか
    ら子項目を取得します。

        C:\PS> Get-childitem ${env:ProgramFiles(x86)}


    中かっこを含んだ変数名を参照するには、変数名を中かっこで囲んだうえで、バック
    クォート (エスケープ) 文字を使用して、中かっこをエスケープします。たとえば、
    値が 1 である "this{value}is" という名前の変数を作成するには、次のように入力
    します。

        C:\PS> ${this`{value`}is} = 1
        C:\PS> ${this`{value`}is}
        1


 Variable: ドライブ

     Windows PowerShell には "Variable:" というドライブがあります。見た目も動作
     もファイル システムのドライブと似ていますが、そこに格納されるのは、セッショ
     ンの変数です。

     Variable: ドライブに移動するには、次のように入力します。

        set-location variable:
        
         (または "cd variable:")

     
     Variable ドライブで、その項目 (変数) を一覧表示するには、Get-ChildItem コマ
     ンドレットを使用します。次にその例を示します。

         get-childitem

         (または "dir" または "ls")
     
     Variable: ドライブおよび Windows PowerShell Variable プロバイダーの詳細につ
     いて参照するには、次のように入力してください。

         get-help variable


関連項目
    about_Automatic_Variables
    about_Environment_Variables
    about_Preference_Variables
    about_Scopes
    	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_Variables
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