PowerShell HelpFile - about_Session_Configurations
 記事記号:[me1581] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Session_Configurations

簡易説明
    コンピューターにリモートから接続できるユーザーと、そのユーザーが実行できるコ
    マンドを決定するセッション構成について説明します。

詳細説明
    セッション構成は、リモート ユーザーがローカル コンピューターに接続したときに
    作成される Windows PowerShell セッションの環境を定義する、ローカル コンピュ
    ーター上の設定のグループです。

    コンピューターの管理者は、セッション構成を使用して、コンピューターを保護した
    り、コンピューターに接続するユーザーのカスタム環境を定義したりできます。

    また、管理者は、セッション構成を使用して、コンピューターにリモート接続するの
    に必要なアクセス許可を決定できます。既定では、Administrators グループのメン
    バーのみに、セッション構成を使用してリモート接続するアクセス許可が与えられま
    す。ただし、既定の設定を変更して、すべてのユーザーまたは選択したユーザーがコ
    ンピューターにリモート接続できるようにすることもできます。

    セッション構成は、Web Services for Management (WS-Management) ベースの Windo
    ws PowerShell リモート処理の機能の 1 つです。セッション構成は、New-PSSession 
    コマンドレット、Invoke-Command コマンドレット、または Enter-PSSession コマン
    ドレットを使用してリモート コンピューターに接続するときにのみ使用します。

    注: Windows Vista、Windows Server 2008、またはそれ以降のバージョンの Windows 
        が実行されているコンピューターでセッション構成を管理するには、[管理者と
        して実行] オプションを使用して Windows PowerShell を起動します。


  セッション構成について
   
      すべての Windows PowerShell セッションは、セッション構成を使用します。これ
      には、ユーザーが New-PSSession コマンドレットまたは Enter-PSSession コマン
      ドレットを使用して作成する永続的なセッションと、WS-Management ベースのリモ
      ート処理テクノロジを使用する Invoke-Command などのコマンドレットの Compute
      rName パラメーターを使用したときに Windows PowerShell によって作成される一
      時的なセッションが含まれます。

      管理者は、セッション構成を使用して、コンピューターのリソースを保護したり、
      コンピューターに接続するユーザーのカスタム環境を作成したりできます。たとえ
      ば、セッション構成を使用して、セッション中にコンピューターが受け取るオブジ
      ェクトのサイズを制限したり、セッションの言語モードを定義したりできます。さ
      らに、セッションで使用できるコマンドレット、プロバイダー、および関数を指定
      することもできます。

      セッション構成のセキュリティ記述子を構成することで、セッション構成を使用し
      てコンピューターに接続できるユーザーを決定できます。ユーザーがセッションで
      セッション構成を使用するには、セッション構成に対する "実行" アクセス許可が
      必要です。コンピューター上のいずれかのセッション構成を使用するために必要な
      アクセス許可を持っていないユーザーは、そのコンピューターにリモート接続する
      ことはできません。     
   
      既定では、コンピューターの管理者のみに、既定のセッション構成を使用するアク
      セス許可が与えられます。ただし、セキュリティ記述子を変更すると、コンピュー
      ター上のセッション構成をすべてのユーザーまたは選択したユーザーだけが使用で
      きるように許可したり、だれも使用できないように拒否したりできます。


 
  既定のセッション構成

      Windows PowerShell には、Microsoft.PowerShell という名前の組み込みのセッシ
      ョン構成が含まれています。64 ビット バージョンの Windows が実行されている
      コンピューターの場合、32 ビットのセッション構成である Microsoft.PowerShell
      32 も提供されます。

      これらのセッション構成は、既定でセッションに使用されます。つまり、セッショ
      ンを作成するコマンドに、New-PSSession コマンドレット、Enter-PSSession コマ
      ンドレット、または Invoke-Command コマンドレットの ConfigurationName パラ
      メーターが含まれていない場合に使用されます。

      既定のセッション構成のセキュリティ記述子では、ローカル コンピューター上の 
      Administrators グループのメンバーのみがセッション構成の使用を許可されます。
      したがって、既定の設定を変更しない限り、コンピューターにリモート接続できる
      のは Administrators グループのメンバーに限られます。

      既定のセッション構成を変更するには、$PSSessionConfigurationName ユーザー設
      定変数を使用します。詳細については、「about_Preference_Variables」を参照し
      てください。



  ローカル コンピューター上のセッション構成の表示

      ローカル コンピューター上のセッション構成を取得するには、Get-PSSessionConf
      iguration コマンドレットを使用します。

      たとえば、次のように入力します。

        C:\PS> get-pssessionconfiguration | format-list -property name, permission

        Name       : microsoft.powershell
        Permission : BUILTIN\Administrators AccessAllowed

        Name       : microsoft.powershell32
        Permission : BUILTIN\Administrators AccessAllowed


      Windows PowerShell で WS-Management プロバイダーを使用してセッション構成を
      表示することもできます。WS-Management プロバイダーは、セッションに WSMAN: 
      ドライブを作成します。

      WSMAN: ドライブにおいて、セッション構成は Plugin ノードに格納されます (すべ
      てのセッション構成が Plugin ノードに格納されますが、Plugin ノードにはセッシ
      ョン構成ではない項目も含まれます)。

      たとえば、ローカル コンピューター上のセッション構成を表示するには、次のよう
      に入力します。

         C:\PS> dir wsman:\localhost\plugin\microsoft*
      
                    WSManConfig: Microsoft.WSMan.Management\WSMan::localhost\Plugin

         Name                      Type                 Keys
         ----                      ----                 ----
         microsoft.powershell      Container            {Name=microsoft.powershell}
         microsoft.powershell32    Container            {Name=microsoft.powershell}


  リモート コンピューター上のセッション構成の表示

      リモート コンピューター上のセッション構成を表示するには、Connect-WSMan コ
      マンドレットを使用して、リモート コンピューターのノードをローカル コンピュ
      ーター上の WSMAN: ドライブに追加した後、WSMAN: ドライブを使用してセッショ
      ン構成を表示します。

      たとえば、次のコマンドは、Server01 リモート コンピューターのノードをローカ
      ル コンピューター上の WSMAN: ドライブに追加します。

        C:\PS> connect-wsman server01.corp.fabrikam.com

      コマンドが完了すると、Server01 コンピューターのノードに移動してセッション
      構成を表示できます。
        
      次にその例を示します。

        C:\PS> cd wsman:
        
        PS WSMan:\> dir 

        ComputerName                                  Type
        ------------                                  ----
        localhost                                     Container
        server01.corp.fabrikam.com                    Container

        PS WSMan:\> dir server01*\plugin\*


               WSManConfig: Microsoft.WSMan.Management\WSMan::server01.corp.fabr
                            ikam.com\Plugin

        Name                      Type            Keys
        ----                      ----            ----
        microsoft.powershell      Container       {Name=microsoft.powershell}
        microsoft.powershell32    Container       {Name=microsoft.powershell32}


  セッション構成のセキュリティ記述子の変更

      既定では、コンピューター上の Administrators グループのメンバーには、既定の
      セッション構成の "実行" アクセス許可が与えられます。ただし、既定のセッショ
      ン構成および自分で作成するセッション構成のセキュリティ記述子を変更すること
      ができます。

      コンピューターにリモート接続するアクセス許可を他のユーザーに与えるには、
      Set-PSSessionConfiguration コマンドレットを使用して、Microsoft.PowerShell 
      セッション構成および Microsoft.PowerShell32 セッション構成のセキュリティ
      記述子に対象ユーザーの "実行" アクセス許可を追加します。

      たとえば、次のコマンドは、Microsoft.PowerShell の既定のセッション構成のセ
      キュリティ記述子を変更するプロパティ ページを開きます。

        C:\PS> set-pssessionConfiguration -name Microsoft.PowerShell -showSecur
        ityDescriptorUI

      コンピューター上のすべてのセッション構成に対するすべてのユーザーのアクセ
      ス許可を拒否するには、Disable-PSRemoting 関数または Disable-PSSessionConf
      iguration コマンドレットを使用します。たとえば、次のコマンドは、コンピュ
      ーター上のすべてのセッション構成に "すべて拒否" エントリを追加します。

        C:\PS> disable-psremoting


      特定のセッション構成に "すべて拒否" エントリを追加するには、
      Disable-PSSessionConfiguration コマンドレットを使用します。たとえば、次の
      コマンドは、Microsoft.PowerShell セッション構成に "すべて拒否" エントリを
      追加します。

        C:\PS> disable-pssessionConfiguration -name Microsoft.PowerShell
    

      すべてのセッション構成から "すべて拒否" エントリを削除するには、Enable-PSR
      emoting コマンドレットまたは Enable-PSSessionConfiguration コマンドレット
      を使用します。たとえば、次のコマンドは、既定のセッション構成から "すべて拒
      否" エントリを削除します。

        C:\PS> enable-pssessionConfiguration -name Microsoft.Power*


      セッション構成のセキュリティ記述子に対してこれ以外の変更を加える場合は、
      Set-PSSessionConfiguration コマンドレットを使用します。SDDL 文字列の値を指
      定するには、SecurityDescriptorSDDL パラメーターを使用します。新しい SDDL 
      を作成するのに役立つユーザー インターフェイス プロパティ シートを表示する
      には、ShowSecurityDescriptorUI パラメーターを使用します。

      次にその例を示します。
      
        C:\PS> set-pssessionConfiguration -name Microsoft.PowerShell -showSecuri
        tyDescriptorUI

     

  新しいセッション構成の作成

      ローカル コンピューター上に新しいセッション構成を作成するには、
      Register-PSSessionConfiguration コマンドレットを使用します。新しいセッショ
      ン構成を定義するには、C# アセンブリ、Window PowerShell スクリプト、Registe
      r-PSSessionConfiguration コマンドレットのパラメーターを使用できます。

      たとえば、次のコマンドは、Microsoft.PowerShell セッション構成と同じセッシ
      ョン構成を作成しますが、リモート コマンドから受け取るデータが 20 MB に制限
      される点が異なります (既定値は 50 MB です)。

        c:\PS> register-psSessionConfiguration -name NewConfig --MaximumReceived
        DataSizePerCommandMB 20

      作成したセッション構成は、他のセッション構成コマンドレットを使用して管理で
      きます。セッション構成は、WSMAN: ドライブに表示されます。

      詳細については、「Register-PSSessionConfiguration」を参照してください。


     
  セッション構成の削除

      ローカル コンピューター上のセッション構成を削除するには、
      Unregister-PSSessionConfiguration コマンドレットを使用します。たとえば、次
      のコマンドは、NewConfig セッション構成をコンピューターから削除します。

        c:\PS> unregister-psSessionConfiguration -name NewConfig

      詳細については、「Unregister-PSSessionConfiguration」を参照してください。



  セッション構成の選択

      セッションに対して特定のセッション構成を選択するには、New-PSSession、Enter
      -PSSession、または Invoke-Command の ConfigurationName パラメーターを使用
      します。

      たとえば、次のコマンドは、New-PSSession コマンドレットを使用して Server01 
      コンピューターで PSSession を開始します。このコマンドでは、ConfigurationNa
      me パラメーターを使用して、Server01 コンピューター上の WithProfile 構成を
      選択しています。

        C:\PS> new-pssession -computername Server01 -configurationName WithProfile

      このコマンドは、現在のユーザーが WithProfile セッション構成を使用するアク
      セス許可を持っているか、または必要なアクセス許可を持つユーザーの資格情報を
      提供できる場合にのみ成功します。

      また、$PSSessionConfigurationName ユーザー設定変数を使用して、コンピュータ
      ー上の既定のセッション構成を変更することもできます。$PSSessionConfiguratio
      nName ユーザー設定変数の詳細については、「about_Preference_Variables」を参
      照してください。


関連項目
    about_Preference_Variables
    about_PSSession
    about_Remote
    New-PSSession
    Disable-PSSessionConfiguration
    Enable-PSSessionConfiguration
    Get-PSSessionConfiguration
    Register-PSSessionConfiguration
    Set-PSSessionConfiguration
    Unregister-PSSessionConfiguration
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_Session_Configurations
ご利用数: 1858968
感想・要望・問い合わせは こちら