PowerShell HelpFile - about_Return
 記事記号:[me1576] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Return

簡易説明
    現在のスコープ (関数、スクリプト、スクリプト ブロックなど) を終了します。


詳細説明
    Return キーワードは、関数、スクリプト、またはスクリプト ブロックを終了します。
    Return キーワードは、特定のポイントでスコープを終了したり、値を返したりする
    ために使用できます。また、スコープの終わりに到達したことを示すために使用する
    こともできます。


    C や C# などの言語に慣れているユーザーは、Return キーワードを使用して、スコ
    ープを明示的に保つロジックを作成できます。
 

    Windows PowerShell では、Return キーワードを含むステートメントがない場合でも、
    各ステートメントの結果が出力として返されます。C や C# のような言語では、Retu
    rn キーワードによって指定された値のみが返されます。


  構文

      Return キーワードの構文は次のとおりです。

          return []


      Return キーワードは、単独で使用することも、その後に値または式を指定すること
      もできます。次に例を示します。

          return
          return $a
          return (2 + $a)


  例

      次の例では、特定の条件が満たされたときに特定のポイントで関数を終了するため
      に、Return キーワードを使用しています。

          function ScreenPassword($instance)
          {
              if (!($instance.screensaversecure)) {return $instance.name} 
              
          }

          foreach ($a in @(get-wmiobject win32_desktop)) { ScreenPassword($a) }

      このスクリプトは、それぞれのユーザー アカウントをチェックします。ScreenPas
      sword 関数は、パスワードで保護されたスクリーン セーバーを持たないすべての
      ユーザー アカウントの名前を返します。スクリーン セーバーがパスワードで保護
      されている場合、この関数は、実行される予定の他のステートメントを終了します。
      このとき、Windows PowerShell は、値を返しません。


      Windows PowerShell では、Return キーワードを使用していない場合でも値を返す
      ことができます。各ステートメントの結果が返されます。たとえば、次のステート
      メントは、$a 変数の値を返します。

          $a
          return


      次のステートメントも、$a の値を返します。

          return $a


      次の例には、計算が実行されていることをユーザーに通知するためのステートメン
      トが含まれています。

          function calculation {
              param ($value)

              "Please wait. Working on calculation..."
              $value += 73
              return $value
              }


      この関数を実行して結果を変数に代入すると、次の結果が得られます。

          C:\PS> $a = calculation 14
          C:\PS>


      "Please wait.Working on calculation..." という文字列は表示されません。代わ
      りに、次の例に示すように $a 変数への代入が行われます。

          C:\PS> $a
          Please wait.Working on calculation...
          87


      情報文字列と計算結果の両方が関数から返され、$a 変数に代入されます。


関連項目
    about_Functions
    about_Scopes
    about_Script_Blocks
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_Return
ご利用数: 1857755
感想・要望・問い合わせは こちら