PowerShell HelpFile - about_remote_requirements
 記事記号:[me1572] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Remote_Requirements

簡易説明
    Windows PowerShell でリモート コマンドを実行するためのシステム要件および構成
    要件について説明します。

詳細説明
    このトピックでは、Windows PowerShell でリモート接続を確立し、リモート コマン
    ドを実行するためのシステム要件、ユーザー要件、およびリソース要件について説明
    します。さらに、リモート操作の構成手順についても説明します。

    注:  多くのコマンドレット (Get-Service、Get-Process、Get-WMIObject、Get-Even
         tLog、Get-WinEvent など) は、Microsoft .NET Framework のメソッドを使用
         してオブジェクトを取得することで、リモート コンピューターからオブジェク
         トを取得します。このようなコマンドレットは、Windows PowerShell リモート
         処理インフラストラクチャを使用しません。これらのコマンドレットには、こ
         のドキュメントに記載されている要件は適用されません。

         ComputerName パラメーターを持つ一方で Windows PowerShell リモート処理を
         使用しないコマンドレットを調べるには、コマンドレットの ComputerName パ
         ラメーターに関する説明を読んでください。
          

 システム要件

    ローカル コンピューターおよびリモート コンピューターにおいて、以下のソフトウ
    ェアが実行されている必要があります。

        --  Windows PowerShell 2.0 以降

        --  Microsoft .NET Framework 2.0 以降

        --  Windows Remote Management 2.0

    インストールされている Windows PowerShell のバージョン番号を調べるには、$PSV
    ersionTable 自動変数を使用します。$PSVersionTable.Version.Major プロパティの
    値が 2 以上である必要があります。

    Windows Remote Management 2.0 は、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 に
    含まれています。また、Windows PowerShell が含まれる以前のバージョンの Window
    s の統合インストール パッケージにも含まれています。

    Windows PowerShell Integrated Scripting Environment (ISE) および Out-Gridvie
    w コマンドレットを実行するには、Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 
    が必要です。Get-WinEvent コマンドレットを実行するには、Microsoft .NET Framew
    ork 3.5 以降が必要です。これらのアップグレードは、リモート処理には必要ありま
    せん。


 ユーザー アクセス許可

    リモート接続を確立し、リモート コマンドを実行するには、現在のユーザーがリモ
    ート コンピューター上の Administrators グループのメンバーである必要がありま
    す。または、現在のユーザーが管理者の資格情報を提供できる必要があります。


 管理者として実行

    Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のバージョンの Windows で
    は、以下のリモート処理を実行するうえで管理者特権が必要になります。

        -- ローカル コンピューターへのリモート接続の確立。これは、一般的に "ルー
           プバック" シナリオと呼ばれます。
        -- ローカル コンピューター上のセッション構成の管理。

        -- ローカル コンピューター上での WS-Management 設定の表示および管理。
           これらは、WSMAN: ドライブの LocalHost ノードでの設定です。


    これらのタスクを実行するには、ローカル コンピューターの Administrators グル
    ープのメンバーである場合でも、[管理者として実行] を指定して Windows PowerShe
    ll を起動する必要があります。

    Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で、[管理者として実行] を指定して Wi
    ndows PowerShell を起動するには、次の手順に従います。

        1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。
           次に、[アクセサリー] をクリックし、[Windows PowerShell] をクリックし
           ます。

        2. [Windows PowerShell] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックし
           ます。

    Windows Vista および Windows Server 2008 で、[管理者として実行] を指定して 
    Windows PowerShell を起動するには、次の手順に従います。

        1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。
           次に、[Windows PowerShell] をクリックします。

        2. [Windows PowerShell] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックし
           ます。
    
    [管理者として実行] オプションは、ショートカットを含め、Windows PowerShell 用
    の他の Windows エクスプローラー エントリでも使用できます。アイテムを右クリッ
    クし、[管理者として実行] をクリックするだけです。

    Cmd.exe などの他のプログラムから Windows PowerShell を起動する場合は、[管理
    者として実行] を使用してプログラムを起動します。

 リモート処理用にコンピューターを構成する方法

    Windows PowerShell のリモート処理機能は、Web Services for Management 
    (WS-Management) プロトコルのマイクロソフトによる実装である WinRM サービスで
    サポートされます。リモート処理機能を使用するには、システム上の WS-Management 
    の既定の構成を変更する必要があります。

    リモート コマンドを受け取るように Windows PowerShell を構成するには

        1. Windows PowerShell を起動します。Windows Vista 以降のバージョンの Win
           dows では、[管理者として実行] を指定して Windows PowerShell を起動し
           ます。

	2. コマンド プロンプトで次のように入力します。

	   enable-psremoting


    これにより、他のコンピューター上のユーザーがリモート接続を確立し、ローカル 
    コンピューター上でリモート コマンドを実行できるようになります。さらに、ロー
    カル コンピューター上で "ループバック" 接続を作成できるようになります。

    リモート処理が適切に構成されたことを確認するには、ローカル コンピューター上
    にリモート セッションを作成する次のようなテスト コマンドを実行します。

          new-pssession


    リモート処理が適切に構成されている場合、このコマンドを実行すると、ローカル 
    コンピューター上にセッションが作成され、セッションを表すオブジェクトが返さ
    れます。次のような出力が生成されます。

          C:\PS> new-pssession

          Id Name        ComputerName    State    ConfigurationName
          -- ----        ------------    -----    -----
          1  Session1    localhost       Opened   Microsoft.PowerShell

    コマンドが失敗する場合は、「about_Remote_Troubleshooting」を参照してください。


 ポリシーを理解する

    リモート処理を行う場合、ローカル コンピューターとリモート コンピューターのそ
    れぞれに 1 つずつ、合計 2 つの Windows PowerShell のインスタンスを使用するこ
    とになります。その結果、作業は、ローカル コンピューターとリモート コンピュー
    ターの Windows ポリシーと Windows PowerShell ポリシーの影響を受けることにな
    ります。

    通常は、接続する前、および接続を確立するときは、ローカル コンピューター上の
    ポリシーが有効になります。接続を使用している間は、リモート コンピューター上
    のポリシーが有効になります。


関連項目
    about_Remote
    about_PSSessions
    Invoke-Command
    Enter-PSSession
    New-PSSession
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_remote_requirements
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