PowerShell HelpFile - about_properties
 記事記号:[me1559] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Properties

簡易説明
    Windows PowerShell でオブジェクト プロパティを使用する方法について説明します。

詳細説明
    Windows PowerShell では、"オブジェクト" と呼ばれる構造化された情報の集合体を
    使用して、データ ストア内の項目やコンピューターの状態を表します。通常は Micr
    osoft .NET Framework に含まれるオブジェクトを操作しますが、Windows PowerShel
    l でカスタム オブジェクトを作成することもできます。

    項目とそのオブジェクトは、密接に結び付いています。オブジェクトを変更すると、
    そのオブジェクトが表す項目も変更されます。たとえば、Windows PowerShell でフ
    ァイルを取得する場合、実際のファイルを取得するのではなく、そのファイルを表す
    FileInfo オブジェクトを取得します。FileInfo オブジェクトを変更すると、ファイ
    ルも変更されます。

    ほとんどのオブジェクトにはプロパティがあります。プロパティは、オブジェクトに
    関連付けられているデータです。このデータは、オブジェクトの性質を表します。た
    とえば、FileInfo オブジェクトには Length というプロパティがあります。これは、
    FileInfo オブジェクトで表されるファイルのサイズを示します。

  オブジェクトのプロパティ

     オブジェクトのプロパティを一覧表示するには、Get-Member コマンドレットを使用
     します。たとえば、FileInfo オブジェクトのプロパティを取得するには、Get-Chil
     dItem コマンドレットを使用して、ファイルを表す FileInfo オブジェクトを取得
     します。次に、パイプライン演算子 (|) を使用して、FileInfo オブジェクトを Ge
     t-Member に渡します。PowerShell.exe ファイルを取得して Get-Member に渡すに
     は、次のコマンドを使用します。$Pshome 自動変数には、Windows PowerShell のイ
     ンストール ディレクトリのパスが含まれます。

         get-childitem $pshome\powershell.exe |get-member

     コマンドの出力には FileInfo オブジェクトのメンバーが一覧表示されます。メン
     バーには、プロパティとメソッドの両方が含まれます。Windows PowerShell で作業
     しているときは、オブジェクトのすべてのメンバーにアクセスできます。

     メソッドは除外し、オブジェクトのプロパティだけを取得するには、次の例のように、
     Get-Member コマンドレットの MemberType パラメーターを使用して、値を "propert
     y" に設定します。

         get-childitem $pshome\powershell.exe | get-member 
         -membertype property

            TypeName: System.IO.FileInfo
        
         Name              MemberType Definition
         ----              ---------- ----------
         Attributes        Property   System.IO.FileAttributes Attributes {get;set;}
         CreationTime      Property   System.DateTime CreationTime {get;set;}
         CreationTimeUtc   Property   System.DateTime CreationTimeUtc {get;set;}
         Directory         Property   System.IO.DirectoryInfo Directory {get;}
         DirectoryName     Property   System.String DirectoryName {get;}
         Exists            Property   System.Boolean Exists {get;}
         Extension         Property   System.String Extension {get;}
         FullName          Property   System.String FullName {get;}
         IsReadOnly        Property   System.Boolean IsReadOnly {get;set;}
         LastAccessTime    Property   System.DateTime LastAccessTime {get;set;}
         LastAccessTimeUtc Property   System.DateTime LastAccessTimeUtc {get;set;}
         LastWriteTime     Property   System.DateTime LastWriteTime {get;set;}
         LastWriteTimeUtc  Property   System.DateTime LastWriteTimeUtc {get;set;}
         Length            Property   System.Int64 Length {get;}
         Name              Property   System.String Name {get;}

     見つかったプロパティは、Windows PowerShell コマンド内で使用できます。

  プロパティ値
    
     特定の種類のオブジェクトには同じプロパティがありますが、それらのプロパティ
     の値は、特定のオブジェクトの性質だけを表します。たとえば、どの FileInfo オ
     ブジェクトにも CreationTime プロパティがありますが、そのプロパティの値はフ
     ァイルごとに異なります。

     オブジェクトのプロパティの値を取得する際に最も一般的に使用されるのは、ドッ
     ト メソッドを使用する方法です。オブジェクトへの参照 (オブジェクトが含まれて
     いる変数など) か、オブジェクトを取得するコマンドを入力します。次に、ドット 
     (.) を入力し、その後にプロパティ名を入力します。

     たとえば、次のコマンドは、PowerShell.exe ファイルの CreationTime プロパティ
     の値を表示します。Get-ChildItem コマンドは、PowerShell.exe ファイルを表す F
     ileInfo オブジェクトを返します。このコマンドは、プロパティへのアクセスの前
     に実行されるように、かっこで囲まれています。また、Get-ChildItem コマンドの
     後にドットと CreationTime プロパティの名前が続いています。

         C:\PS> (Get-ChildItem $pshome\powershell.exe).creationtime
         Tuesday, March 18, 2008 12:07:52 AM

     次の例に示すように、変数にオブジェクトを保存し、ドット メソッドを使用してそ
     のプロパティを取得することもできます。

         C:\PS> $a = Get-ChildItem $pshome\powershell.exe
         C:\PS> $a.CreationTime
         Tuesday, March 18, 2008 12:07:52 AM

     Select-Object コマンドレットと Format-List コマンドレットを使用してオブジェ
     クトのプロパティ値を表示することもできます。Select-Object と Format-List に
     は、それぞれ Property パラメーターがあります。この Property パラメーターを
     使用して、1 つまたは複数のプロパティとその値を指定できます。また、すべての
     プロパティを表すワイルドカード文字 (*) を使用することもできます。

     たとえば、次のコマンドは、PowerShell.exe ファイルのすべてのプロパティの値を
     表示します。
 
         C:\PS> Get-ChildItem $pshome\powershell.exe | Format-List -property *

         PSPath            : Microsoft.PowerShell.Core\FileSystem::C:\Windows\sy
                             stem32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
         PSParentPath      : Microsoft.PowerShell.Core\FileSystem::C:\Windows\sy
                             stem32\WindowsPowerShell\v1.0
         PSChildName       : powershell.exe
         PSDrive           : C
         PSProvider        : Microsoft.PowerShell.Core\FileSystem
         PSIsContainer     : False
         VersionInfo       : File:             C:\Windows\system32\WindowsPowerS
                                               hell\v1.0\powershell.exe
                             InternalName:     POWERSHELL
                             OriginalFilename: PowerShell.EXE.MUI
                             File Version:      6.1.6570.1 (fbl_srv_powershell(n
                                               igels).070711-0102)
                             FileDescription:  PowerShell.EXE
                             Product:          MicrosoftR WindowsR Operating Sys
                                               tem
                             ProductVersion:   6.1.6570.1
                             Debug:            False
                             Patched:          False
                             PreRelease:       False
                             PrivateBuild:     True
                             SpecialBuild:     False
                             Language:         English (United States)

         BaseName          : powershell
         Mode              : -a---
         Name              : powershell.exe
         Length            : 160256
         DirectoryName     : C:\Windows\system32\WindowsPowerShell\v1.0
         Directory         : C:\Windows\system32\WindowsPowerShell\v1.0
         IsReadOnly        : False
         Exists            : True
         FullName          : C:\Windows\system32\WindowsPowerShell\v1.0\powershel
                             l.exe
         Extension         : .exe
         CreationTime      : 3/18/2008 12:07:52 AM
         CreationTimeUtc   : 3/18/2008 7:07:52 AM
         LastAccessTime    : 3/19/2008 8:13:58 AM
         LastAccessTimeUtc : 3/19/2008 3:13:58 PM
         LastWriteTime     : 3/18/2008 12:07:52 AM
         LastWriteTimeUtc  : 3/18/2008 7:07:52 AM
         Attributes        : Archive

関連項目
    about_Objects
    Get-Member
    Select-Object
    Format-List
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_properties
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