PowerShell HelpFile - about_locations
 記事記号:[me1546] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_Locations

簡易説明
    Windows PowerShell の作業場所から項目にアクセスする方法について説明します。

詳細説明
    現在の作業場所とは、コマンドが指す既定の場所のことです。つまり、項目のパスや
    コマンドの動作対象となる場所をユーザーが明示的に指定しない場合に、Windows Po
    werShell によって自動的に使用される場所です。ほとんどの場合、Windows PowerSh
    ell FileSystem プロバイダーを使用してアクセスするドライブが現在の作業場所に
    なりますが、そのドライブ上のディレクトリになることもあります。たとえば、現在
    の作業場所を次の場所に設定するとします。

        C:\Program Files\Windows PowerShell
 
    そうすると、別のパスを明示的に指定しない限り、すべてのコマンドがこの場所から
    処理されます。

    そのドライブを現在使用していなくても、Windows PowerShell には各ドライブの現
    在の作業場所が保持されています。そのため、別の場所のドライブを参照するだけで、
    現在の作業場所から項目にアクセスできます。たとえば、現在の作業場所が C:\Wind
    ows であるとします。ここで、次のコマンドを使用して、現在の作業場所を HKLM: 
    ドライブに変更します。

        Set-Location HKLM:

    現在の場所はレジストリ ドライブになっていますが、ユーザーは C: ドライブを使
    用するだけで C:\Windows ディレクトリの項目に引き続きアクセスできます。次に例
    を示します。

        Get-ChildItem C:

    Windows PowerShell では、そのドライブの現在の作業場所が Windows ディレクトリ
    であることが記憶されているので、そのディレクトリから項目が取得されます。次の
    コマンドを使用しても同じ結果が得られます。

        Get-ChildItem C:\Windows

    Windows PowerShell では、Get-Location コマンドを使用して現在の作業場所を判断
    できます。また、Set-Location コマンドを使用すると、現在の作業場所を設定でき
    ます。たとえば、次のコマンドでは、現在の作業場所が C: ドライブの Windows デ
    ィレクトリに設定されます。

        Set-Location c:\windows

    現在の作業場所を設定しても、コマンド内に (最後にコロンを付けた) ドライブ名を
    含めるだけで別のドライブの項目に引き続きアクセスできます。次に例を示します。

        Get-ChildItem HKLM :\software

    この例のコマンドでは、レジストリにある HKEY Local Machine ハイブの Software 
    コンテナーの項目の一覧が取得されます。

    Windows PowerShell では、特殊文字を使用して現在の作業場所とその親の場所を表
    すこともできます。現在の作業場所を表すには、ピリオド 1 つを使用します。現在
    の作業場所の親を表すには、ピリオド 2 つを使用します。たとえば、次のコマンド
    では、現在の作業場所にある System という名前のサブディレクトリを指定していま
    す。

        Get-ChildItem .\system

    現在の作業場所が C:\Windows の場合にこのコマンドを実行すると、C:\Windows\Sys
    tem にあるすべての項目の一覧が返されます。ただし、ピリオド 2 つを使用すると、
    現在の作業ディレクトリの親ディレクトリが使用されます。次に例を示します。

        Get-ChildItem ..\"program files"

    この場合、Windows PowerShell では、ピリオド 2 つは C: ドライブとして扱われる
    ため、このコマンドを実行すると C:\Program Files ディレクトリにあるすべての項
    目が返されます。

    バックスラッシュで始まるパスは、現在のドライブのルートからのパスを示していま
    す。たとえば、現在の作業場所が C:\Program Files\Windows PowerShell である場合、
    ドライブのルートは C になります。そのため、次のコマンドを実行すると C:\Window
    s ディレクトリのすべての項目の一覧が表示されます。

        Get-ChildItem \windows

    コンテナーや項目の名前を指定するときに、ドライブ名、バックスラッシュ、または
    ピリオドで始まるパスを指定しないと、現在の作業場所にコンテナーや項目があるも
    のと仮定されます。たとえば、現在の作業場所が C:\Windows である場合に、次のコ
    マンドを実行すると C:\Windows\System ディレクトリにあるすべての項目が返されま
    す。

        Get-ChildItem system

    ディレクトリ名ではなくファイル名を指定すると、そのファイルの詳細が返されます 
    (そのファイルが現在の作業場所にあると仮定されます)。

関連項目
    Set-Location
    about_Providers
    about_Path_Syntax
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_locations
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