PowerShell HelpFile - about_aliases
 記事記号:[me1512] 初版:2011/May/10

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

トピック
    about_aliases

簡易説明
    Windows PowerShell のコマンドレットとコマンドに代替名を使用する方法を説明し
    ます。

詳細説明
    エイリアスとは、コマンドレットやコマンドの要素 (関数、スクリプト、ファイル、
    実行可能ファイルなど) に使用する代替名またはニックネームです。Windows PowerS
    hell のすべてのコマンドでは、エイリアスをコマンド名の代わりに使用できます。
    
    エイリアスを作成するには、New-Alias コマンドレットを使用します。たとえば、次
    のコマンドでは Get-AuthenticodeSignature コマンドレットのエイリアス "gas" を
    作成します。

        new-alias -name gas -valueGet-AuthenticodeSignature

    コマンドレット名のエイリアスを作成したら、そのエイリアスをコマンドレット名の
    代わりに使用できます。たとえば、SqlScript.ps1 ファイルの Authenticode 署名を
    取得するには、次のように入力します。

        get-authenticodesignature sqlscript.ps1

    または、次のように入力します。

        gas sqlscript.ps1
	
     Microsoft Office Word に "word" というエイリアスを作成すると、次のように記
     述する代わりに「word」と入力できます。
	
        "c:\program files\microsoft office\office11\winword.exe"

組み込みエイリアス
    Windows PowerShell には、Set-Location コマンドレットに関連付けられた "cd" と 
    "chdir" や、Get-ChildItem コマンドレットに関連付けられた "ls" と "dir" など
    の一連の組み込みエイリアスが用意されています。

    コンピューターに定義されているすべてのエイリアス (組み込みエイリアスを含む) 
    を取得するには、次のコマンドを入力します。

        get-alias

エイリアス コマンドレット
    Windows PowerShell には、エイリアスの操作を行うために設計された次のコマンド
    レットが用意されています。

        - Get-Alias. 現在のセッションのすべてのエイリアスを取得します。	 New-Ali
          as. 新しいエイリアスを作成します。
        - Set-Alias. エイリアスを作成または変更します。
        - Export-Alias. 1 つまたは複数のエイリアスをファイルにエクスポートします。
        - Import-Alias. エイリアス ファイルを Windows PowerShell にインポートし
          ます。

    コマンドレットの詳細については、次のように入力して確認してください。

	get-help <コマンドレット名> -detailed

    たとえば、次のように入力します。
	
	get-help export-alias -detailed

エイリアスの作成
    新しいエイリアスを作成するには、New-Alias コマンドレットを使用します。たとえ
    ば、"gh" エイリアスを作成して Get-Help に割り当てるには、次のように入力します。

	new-alias -name gh -valueget-help

    このエイリアスは、コマンド内で、コマンドレットの完全な名前と同じように使用で
    きます。また、このエイリアスはパラメーターと共に使用できます。

    たとえば、Get-WmiObject コマンドレットの詳細なヘルプを表示するには、次のよう
    に入力します。

	get-help get-wmiobject -detailed

    または、次のように入力します。

	gh get-wmiobject -detailed

エイリアスの保存
    作成したエイリアスは、現在のセッションにのみ保存されます。保存したエイリアス
    を別のセッションで使用するには、Windows PowerShell プロファイルにそのエイリ
    アスを追加します。または、Export-Alias コマンドレットを使用して、エイリアス
    をファイルに保存します。
    
    詳細については、次のように入力して確認してください。

        get-help about_profile

エイリアスの取得
    現在のセッションのすべてのエイリアス (組み込みエイリアス、Windows PowerShell 
    プロファイルに存在するエイリアス、および現在のセッションで作成したエイリアス
    を含む) を取得するには、次のように入力します。

	get-alias
  
    特定のエイリアスを取得するには、Get-Alias コマンドレットの Name パラメーター
    を使用します。たとえば、"p" で始まるエイリアスを取得するには、次のように入力
    します。

	get-alias -name p*

    特定のアイテムのエイリアスを取得するには、Definition パラメーターを使用します。
    たとえば、Get-ChildItem コマンドレットのエイリアスを取得するには、次のように
    入力します。

	get-alias -definitionGet-ChildItem


パラメーターを持つコマンドの代替名
    エイリアスは、コマンドレット、スクリプト、関数、または実行可能ファイルに割り
    当てることができます。ただし、コマンドとそのパラメーターにエイリアスを割り当
    てることはできません。たとえば、Get-EventLog コマンドレットにエイリアスを割り
    当てることはできますが、"get-eventlog -logname system" コマンドにエイリアスを
    割り当てることはできません。

    ただし、コマンドを含む関数は作成できます。関数を作成するには、"function" と
    いう単語に続けてその関数の名前を入力します。
    次にコマンドを入力し、そのコマンドを中かっこ ( { } ) で囲みます。

    たとえば、次のコマンドでは syslog 関数が作成されます。この関数は、"get-event
    log -logname system" コマンドを示しています。

	function syslog {get-eventlog -logname system}

    これで、このコマンドの代わりに「syslog」と入力できるようになります。また、sy
    slog 関数に対してエイリアスを作成できます。

    関数の詳細については、次のように入力して確認してください。

	get-help about_functions

エイリアス オブジェクト
     Windows PowerShell のエイリアスは、System.Management.Automation.AliasInfo
     クラスのインスタンスであるオブジェクトによって表現されます。このオブジェク
     ト型の詳細については、Microsoft Developer Network (MSDN) ライブラリで「Alia
     sInfo Class (AliasInfo クラス)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=143
     644) を参照してください。
     

     エイリアス オブジェクトのプロパティとメソッドを表示するには、そのエイリアス
     を取得します。次に、それらのエイリアスを Get-Member コマンドレットにパイプ
     します。次にその例を示します。

	get-alias | get-member

     "dir" エイリアスなどの特定のエイリアスのプロパティの値を表示するには、その
     エイリアスを取得します。次に、そのエイリアスを Format-List コマンドレットに
     パイプします。たとえば、次のコマンドで、"dir" エイリアスを取得し、次に、こ
     のエイリアスを Format-List コマンドレットにパイプします。その後、Format-Lis
     t の Property パラメーターにワイルドカード文字 (*) を指定して、"dir" エイリ
     アスのすべてのプロパティを一覧表示します。この一連のタスクを実行するコマン
     ドは次のとおりです。

	get-alias -name dir | format-list -property *

Windows PowerShell のエイリアス プロバイダー
    Windows PowerShell にはエイリアス プロバイダーが用意されています。エイリアス 
    プロバイダーを使用すると、ドライブのファイル システムに格納されているかのよ
    うに、Windows PowerShell のエイリアスを表示できます。

    エイリアス プロバイダーは、Alias: ドライブを公開します。Alias: ドライブに移
    動するには、次のように入力します。

	set-location alias:

    ドライブの内容を表示するには、次のように入力します。

	get-childitem

    このドライブの内容を他の Windows PowerShell ドライブから参照するには、パスの
    最初にドライブ名を追加します。ドライブ名にはコロン (:) を含めます。次にその
    例を示します。

	get-childitem -path alias:

    特定のエイリアスに関する情報を取得するには、ドライブ名とエイリアス名を入力し
    ます。または、名前のパターンを入力します。たとえば、"p" で始まるすべてのエイ
    リアスを取得するには、次のように入力します。

	get-childitem -path alias:p*

    Windows PowerShell エイリアス プロバイダーの詳細については、次のように入力し
    て確認してください。
	
	get-help alias-psprovider

関連項目

    new-alias
    get-alias
    set-alias
    export-alias
    import-alias
    get-psprovider
    get-psdrive
    about_functions
    about_profiles
    about_providers
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、HelpFile、about_aliases
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