PowerShell Alias - select
 記事記号:[mdAc40] 初版:2010/Dec/28

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Select-Object
    
概要
    オブジェクトまたは一連のオブジェクトの指定されたプロパティを選択します。また、
    オブジェクトの配列から一意のオブジェクトを選択することや、オブジェクトの配列
    の先頭または末尾から指定された数のオブジェクトを選択することも可能です。
    
構文
    Select-Object [[-Property] <Object[]>] [-ExcludeProperty <string[]
    >] [-ExpandProperty <string>] [-First <int>] [-InputObject 
    <psobject>] [-Last <int>] [-Skip <int>] [-Unique] [<Com
    monParameters>]
    
    Select-Object [-Index <Int32[]>] [-InputObject <psobject>] [-Uni
    que] [<CommonParameters>]
    
説明
    Select-Object コマンドレットは、オブジェクトまたは一連のオブジェクトの指定さ
    れたプロパティのみを取得します。また、オブジェクトの配列から一意のオブジェク
    トを選択することや、オブジェクトの配列の先頭または末尾から指定された数のオブ
    ジェクトを選択することも可能です。
     
    指定されたプロパティを Select-Object を使用して選択すると、その指定されたプ
    ロパティの値が入力オブジェクトからコピーされ、指定されたプロパティとコピーさ
    れた値を持つ新しいオブジェクトが作成されます。
    
    Property パラメーターを使用して、選択するプロパティを指定します。または、Fir
    st、Last、Unique、Skip、および Index パラメーターを使用して、入力オブジェク
    トの配列から特定のオブジェクトを選択します。より特定のオブジェクト フィルタ
    ー処理を行う場合は、Where-Object コマンドレットを使用します。
    
パラメーター
    -ExcludeProperty <string[]>
        指定したプロパティを選択対象から削除します。ワイルドカードを使用できます。
        このパラメーターは、コマンドに Property パラメーターも指定されている場合
        にのみ有効です。
        
        Property パラメーターの値には、集計プロパティを指定できます。集計プロパ
        ティとは、名前を指定し、プロパティの表示用の値を計算するハッシュ テーブ
        ルです。有効なキーは次のとおりです。
        
         -- Name または Label <string>
         -- Expression <string> または <scriptblock>
        
        詳細については、例を参照してください。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する true
        
    -ExpandProperty <string>
        選択するプロパティを指定し、そのプロパティを展開する必要があることを示し
        ます。プロパティ名にはワイルドカードを使用できます。
        
        たとえば、指定されたプロパティが配列である場合、配列の各値が出力に含まれ
        ます。そのプロパティにオブジェクトが含まれている場合、そのオブジェクトの
        プロパティが出力に表示されます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する true
        
    -First <int>
        選択するオブジェクトの数を、入力オブジェクトの配列の先頭から指定します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Index <Int32[]>
        インデックス値に基づいて配列からオブジェクトを選択します。インデックスを
        コンマ区切り一覧に入力します。
        
        配列のインデックスは 0 から始まります。ここで 0 は最初の値、(n-1) は最後
        の値を表します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       なし
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -InputObject <psobject>
        パイプラインを介してコマンドレットに送信するオブジェクトを指定します。こ
        のパラメーターにより、パイプを使用してオブジェクトを Select-Object に渡
        すこともできます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Last <int>
        選択するオブジェクトの数を、入力オブジェクトの配列の末尾から指定します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Property <Object[]>
        選択対象のプロパティを指定します。ワイルドカードを使用できます。
        
        Property パラメーターの値には、新しい集計プロパティを指定できます。集計
        プロパティを作成するには、ハッシュ テーブルを使用します。有効なキーは次
        のとおりです。
        -- Name (または Label) <string>
        -- Expression <string> または <script block>
        
        必須                         false
        位置                         1
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する true
        
    -Skip <int>
        指定した数の項目をスキップします (選択しません)。既定では、Skip パラメー
        ターはオブジェクトの配列または一覧の先頭からカウントします。ただし、コマ
        ンドで Last パラメーターが使用されている場合、このパラメーターは
        一覧または配列の最後からカウントします。
        
        Index パラメーターは 0 からカウントしますが、Skip パラメーターは 1 から
        カウントします。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Unique [<SwitchParameter>]
        入力オブジェクトのサブセットが同一のプロパティと値を持っている場合、その
        サブセットの単一のメンバーのみが選択されるように指定します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    System.Management.Automation.PSObject
        パイプを使用して、あらゆるオブジェクトを Select-Object に渡すことができ
        ます。
    
出力
    System.Management.Automation.PSObject
        
メモ
        Select-Object は、その組み込みエイリアスである "select" で参照することも
        できます。詳細については、「about_Aliases」を参照してください。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    C:\PS>get-process | select-object ProcessName,Id,WS
    
    説明
    -----------
    このコマンドはプロセスの一覧を表示します。表示されるのは、プロセスの名前、ID、
    およびワーキング セット (WS) プロパティのみです。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    C:\PS>get-process | select-object processname -expandproperty modules |
    format-list
    
    ProcessName       : 00THotkey
    Size              : 256
    Company           : TOSHIBA Corporation
    FileVersion       : 1, 0, 0, 27
    ProductVersion    : 6, 2, 0, 0
    Description       : THotkey
    Product           : TOSHIBA THotkey
    ModuleName        : 00THotkey.exe
    FileName          : C:\WINDOWS\system32\00THotkey.exe
    BaseAddress       : 4194304
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、コンピューター上で実行しているプロセスで使用されているモジュ
    ールの情報を表示します。ExpandProperty パラメーターを使用して、modules プロ
    パティに含まれている詳細情報を表示します。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    C:\PS>get-process | sort-object -property WS | select-object -Last 5
    
    Handles  NPM(K)    PM(K)      WS(K) VS(M)   CPU(s)     Id ProcessName
    -------  ------    -----      ----- -----   ------     -- -----------
       2866     320    33432      45764   203   222.41   1292 svchost
        577      17    23676      50516   265    50.58   4388 WINWORD
        826      11    75448      76712   188    19.77   3780 Ps
       1367      14    73152      88736   216    61.69    676 Ps
       1612      44    66080      92780   380   900.59   6132 INFOPATH
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、メモリの大部分を使用しているプロセスを 5 個表示します。Sort-
    Object コマンドレットは、メモリ (ワーキング セット) 使用率に従ってプロセスを
    並べ替えるために使用されており、Select-Object コマンドレットは、並べ替えられ
    たオブジェクトの配列から最後の 5 メンバーのみを選択するために使用されていま
    す。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    C:\PS>get-process | select-object -property ProcessName,@{Name="Start Da
    y"; Expression = {$_.StartTime.DayOfWeek}}
    
    ProcessName  StartDay
    ----         --------
    alg          Wednesday
    ati2evxx     Wednesday
    ati2evxx     Thursday
    ...
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、コンピューター上で実行しているプロセスの名前と開始日を表示し
    ます。
    
    Property パラメーターの値は ProcessName と "Start Day" という名前の集計プロ
    パティです。"Start Day" プロパティは、Name および Expression キーを持つハッ
    シュ テーブルを使用して追加されています。
    
    -------------------------- 例 5 --------------------------
    C:\PS>"a","b","c","a","a","a" | select-object -unique
    
    a
    b
    c
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、文字の配列から一意の文字を表示します。
    
    -------------------------- 例 6 --------------------------
    C:\PS>$a = get-eventlog -log "Windows PowerShell" 
    
    C:\PS> $a | select-object -index 0, ($a.count - 1)
    
    説明
    -----------
    これらのコマンドは、Windows PowerShell イベント ログの最初 (最新) および最後
    (最古) のイベントを取得します。
    
    最初のコマンドは、Get-EventLog コマンドレットを使用して、Windows PowerShell 
    ログのすべてのイベントを取得します。このコマンドは、イベントを $a 変数に保存
    します。
    
    2 番目のコマンドは、パイプライン演算子 (|) を使用して、$a に保存されているイ
    ベントを Select-Object コマンドレットに送信します。Select-Object コマンドは、
    Index パラメーターを使用して、インデックス番号により項目を選択します。最初の
    イベントのインデックスは 0 です。最後のイベントのインデックスは、$a に保存さ
    れている項目数から 1 を引いた数です。
    
    -------------------------- 例 7 --------------------------
    C:\PS>new-pssession -computername (get-content servers.txt | select-objec
    t -skip 1)
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、Servers.txt ファイル (最初のファイルを除く) に示されている各
    コンピューターで、新しい PSSession を作成します。
    
    このコマンドは、Select-Object コマンドレットを使用して、コンピューター名の一
    覧から最初のコンピューターを除くすべてのコンピューターを選択します。取得した
    コンピューターの一覧は、New-PSSession コマンドレットの ComputerName パラメー
    ターの値として設定されます。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113387
    Where-Object 
    Group-Object 
    Sort-Object 
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Alias、select
ご利用数: 1971813
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