PowerShell Alias - sasv
 記事記号:[mdAc37] 初版:2010/Dec/28

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Start-Service
    
概要
    停止しているサービスを 1 つ以上開始します。
    
構文
    Start-Service [-Name] <string[]> [-Exclude <string[]>] [-Include 
    <string[]>] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>
    ]
    
    Start-Service -DisplayName <string[]> [-Exclude <string[]>] [-In
    clude <string[]>] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParamete
    rs>]
    
    Start-Service [-InputObject <ServiceController[]>] [-Exclude <strin
    g[]>] [-Include <string[]>] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [<C
    ommonParameters>]
    
説明
    Start-Service コマンドレットは、ユーザーが指定した各サービスについて、Windows 
    サービス コントローラーに開始メッセージを送ります。サービスが既に実行中の場合
    は、メッセージが無視されます。エラーにはなりません。サービスはサービス名また
    は表示名で指定するか、InputObject パラメーターを使用して、開始するサービスを
    表すサービス オブジェクトを渡します。
    
パラメーター
    -DisplayName <string[]>
        開始するサービスの表示名を指定します。ワイルドカードを使用できます。
        
        必須                         true
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Exclude <string[]>
        指定されたサービスを除外します。このパラメーターの値は、Name パラメータ
        ーを修飾します。"s*" などの名前要素またはパターンを入力します。ワイルド
        カードを使用できます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Include <string[]>
        指定されたサービスだけを開始します。このパラメーターの値は、Name パラメ
        ーターを修飾します。"s*" などの名前要素またはパターンを入力します。ワイ
        ルドカードを使用できます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -InputObject <ServiceController[]>
        開始するサービスを表す ServiceController オブジェクトを指定します。オブ
        ジェクトが格納されている変数を入力するか、オブジェクトを取得するコマンド
        または式を入力します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Name <string[]>
        開始するサービスのサービス名を指定します。
        
        パラメーター名は省略可能です。-Name またはそのエイリアスである -ServiceN
        ame を使用するか、パラメーター名を省略することができます。
        
        必須                         true
        位置                         1
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue, ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -PassThru [<SwitchParameter>]
        サービスを表すオブジェクトを返します。既定では、このコマンドレットによる
        出力はありません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Confirm [<SwitchParameter>]
        コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -WhatIf [<SwitchParameter>]
        実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    System.ServiceProcess.ServiceController, System.String
        パイプを使用して、サービスまたはサービス名を含む文字列を表すオブジェクト
        を Start-Service に渡すことができます。
    
出力
    なし、または System.ServiceProcess.ServiceController
        PassThru パラメーターを使用すると、Start-Service はサービスを表す System
        .ServiceProcess.ServiceController オブジェクトを生成します。それ以外の場
        合、このコマンドレットによる出力はありません。
    
メモ
        Start-Service は、その組み込みエイリアスである "sasv" で参照することもで
        きます。詳細については、「about_Aliases」を参照してください。
        
        Start-Service では、現在のユーザーに権限がある場合のみサービスを制御でき
        ます。コマンドが正常に機能しない場合は、必要な権限が与えられていない可能
        性があります。
        
        システム上のサービスのサービス名と表示名を参照するには、「get-service」
        と入力します。サービス名は [Name] 欄に表示され、表示名は [DisplayName] 
        欄に表示されます。
        
        開始できるサービスは、スタートアップの種類が [手動] または [自動] のサー
        ビスだけです。スタートアップの種類が [無効] のサービスは開始できません。
        "コンピューターでサービス <service-name> を開始できない" という内
        容のメッセージが表示されて Start-Service コマンドが失敗した場合は、Get-W
        miObject コマンドを使用して、サービスのスタートアップの種類を確認します。
        その後、必要に応じて Set-Service コマンドを使用し、サービスのスタートア
        ップの種類を変更してください。
        
        Performance Logs and Alerts (SysmonLog) などいくつかのサービスは、処理し
        なければならない作業がないと自動的に停止します。Windows PowerShell がサ
        ービスを起動し、そのサービスがすぐに停止した場合、"サービス <表示名
        > を開始できませんでした。" というメッセージが表示されます。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    C:\PS>start-service -name eventlog
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、ローカル コンピューターで EventLog サービスが開始
    されます。Name パラメーターを使用し、サービス名でサービスを識別しています。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    C:\PS>start-service -displayname *remote* -whatif
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、表示名に "remote" が含まれるサービスを開始するとど
    うなるかが表示されます。DisplayName パラメーターを使用して、サービス名ではな
    く、表示名でサービスを指定します。また、WhatIf パラメーターを使用して、実際に
    コマンドを実行せずに、コマンドを実行するとどうなるかを表示しています。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    C:\PS>$s = get-service wmi
    
    C:\PS>start-service -InputObject $s -passthru | format-list >> serv
    ices.txt
    
    説明
    -----------
    これらのコマンドを実行すると、コンピューター上で Windows Management Instrume
    ntation (WMI) サービスが開始され、動作の記録が services.txt ファイルに追加さ
    れます。最初のコマンドは、Get-Service コマンドレットを使用して、WMI サービス
    を表すオブジェクトを取得し、変数 $s に格納します。
    
    2 番目のコマンドは、Start-Service コマンドレットを使用して、WMI サービスを開
    始します。InputObject パラメーターを使用し、WMI サービス オブジェクトが格納
    されている変数 $s を Start-Service に渡すことで、サービスを識別しています。
    次に、PassThru パラメーターを使用して、サービスの開始を表すオブジェクトを作
    成しています。このパラメーターがないと、Start-Service は何も出力しません。
    
    パイプライン演算子 (|) により、Start-Service が作成したオブジェクトが Format
    -List コマンドレットに渡され、オブジェクトがプロパティのリストとして書式設定
    されます。追加リダイレクト演算子 (>>) により、出力が services.txt ファ
    イルにリダイレクトされ、既存のファイルの最後に追加されます。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    C:\PS># start-service
    
    説明
    -----------
    この一連のコマンドは、サービスのスタートアップの種類が [無効] の場合にサービ
    スを開始する方法を示しています。最初のコマンドは、Start-Service コマンドレッ
    トを使用して Telnet サービス (tlntsvr) を開始しようとしますが、失敗します。
    
    C:\PS>start-service tlntsvr
    
    Start-Service : 次のエラーのため、サービス 'Telnet (TlntSvr)' を開始できませ
    ん: コンピューター '.' でサービス TlntSvr を開始できません。行: 1 文字: 14+ 
    start-service  <<<< tlntsvr
    
    2 番目のコマンドは、Get-WmiObject コマンドレットを使用して、Tlntsvr サービス
    を取得しています。このコマンドは、StartMode フィールドにスタートアップの種類
    のプロパティを持つオブジェクトを取得します。表示結果から、Tlntsvr サービスの
    スタートアップの種類が [無効] になっていることがわかります。
    
    C:\PS> get-wmiobject win32_service | where-object {$_.Name -eq "tlntsvr"}
    
    ExitCode  : 0
    Name      : TlntSvr
    ProcessId : 0
    StartMode : Disabled
    State     : Stopped
    Status    : OK
    
    次のコマンドは、Set-Service コマンドレットを使用して、Tlntsvr サービスのスタ
    ートアップの種類を [手動] に変更しています。
    
    C:\PS> set-service tlntsvr -startuptype manual
    
    これで、Start-Service コマンドを再度実行できるようになります。今度はコマンド
    が成功します。
    
    C:\PS> start-service tlntsvr
    
    コマンドが成功したかどうかを確認するには、Get-Service を使用します。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113406
    Get-Service 
    Suspend-Service 
    Stop-Service 
    Restart-Service 
    Resume-Service 
    Set-Service 
    New-Service 
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Alias、sasv
ご利用数: 1859010
感想・要望・問い合わせは こちら