PowerShell Alias - ogv
 記事記号:[mdAc24] 初版:2010/Dec/28

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Out-GridView
    
概要
    別のウィンドウの対話型の表に出力を送信します。
    
構文
    Out-GridView [-InputObject <psobject>] [-Title <string>] [<Co
    mmonParameters>]
    
説明
    Out-GridView コマンドレットによりコマンドからの出力がグリッド ビュー ウィン
    ドウに送信され、出力が対話型の表に表示されます。この機能には、Microsoft .NET 
    Framework 3.5 Service Pack 1 が必要です。
    
    表の次の機能を使用して、データを調べることができます。
    
    -- 列の非表示、表示、および並べ替え。列の表示/非表示の切り替えや並べ替えを行
    うには、列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。
    
    -- 並べ替え。データを並べ替えるには、列ヘッダーをクリックします。もう一度ク
    リックすると、昇順から降順に切り替えることができます。
    
    -- クイック フィルター。テーブル内のテキストを検索するには、ウィンドウ上部の 
    [フィルター] ボックスを使用します。特定の列のテキストを検索したり、リテラル
    や複数の語を検索したりすることができます。
    
    -- 基準フィルター。データをフィルター処理する規則を作成するには、[条件の追加
    ] ドロップダウン メニューを使用します。これは、イベント ログなどの非常に大き
    なデータ セットに特に役立ちます。
    
    -- コピーおよび貼り付け。Out-GridView からデータを行単位でコピーするには、Ct
    rl キーを押しながら C (コピー) キーを押します。任意のテキスト エディターまた
    はスプレッドシート プログラムにデータを貼り付けることができます。
    
    これらの機能の使用手順については、「get-help out-gridview -full」と入力し、
    「注」セクションの「グリッド ビュー ウィンドウの機能の使用方法」を参照してく
    ださい。
    
パラメーター
    -InputObject <psobject>
        Out-GridView の入力を受け入れます。
        
        InputObject パラメーターを使用して複数のオブジェクトのコレクションを Out
        -GridView に送ると、Out-GridView はこのコレクションを 1 つのコレクション 
        オブジェクトとして扱い、そのコレクションを表す 1 つの行を表示します。コ
        レクション内の各オブジェクトを表示するには、パイプライン演算子 (|) を使
        用してオブジェクトを Out-GridView に送ります。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Title <string>
        Out-GridView ウィンドウのタイトル バーに表示されるテキストを指定します。
        
        既定では、タイトル バーには Out-GridView を呼び出したコマンドが表示され
        ます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       現在のコマンド
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    System.Management.Automation.PSObject
        どのオブジェクトでも Out-GridView に送信できます。
    
出力
    なし
        Out-GridView はオブジェクトを返しません。
    
メモ
        OUT-GRIDVIEW に関する注
        ----------------------
        
        Microsoft ダウンロード センターから、Microsoft .NET Framework 3.5 Servic
        e Pack 1 をダウンロードできます。
        
        このコマンドレットにはユーザー インターフェイスが必要なので、Windows Ser
        ver の Server Core インストールでは機能しません。
        
        リモート コマンドを使用してリモート コンピューターでグリッド ビュー ウィ
        ンドウを開くことはできません。
        
        Format-Table コマンドレットや Format-Wide コマンドレットを使用するなどし
        て、送信するコマンドの出力をあらかじめ書式設定することはできません。プロ
        パティを選択するには、Select-Object コマンドレットを使用します。
        
        グリッド ビュー ウィンドウでは、リモート コマンドによる逆シリアル化され
        た出力は適切に書式設定されないことがあります。
        
        OUT-GRIDVIEW のキーボード ショートカット
        -----------------------------------
        
        次のキーボード ショートカットを使用すると、多くのタスクを迅速に実行でき
        ます。
        
        使用するキー                実行できるアクション
        -------------               --------------------------------------------
        Tab キー                    [フィルター] ボックス、[条件の追加] メニュー、
                                    表の間でカーソルを移動します。
        上方向キー                  1 行上に移動します。列ヘッダーまで移動します。
        下方向キー                  1 行下に移動します。
        左方向キー                  列ヘッダー行で、1 列左に移動します。
        右方向キー                  列ヘッダー行で、1 列右に移動します。
        コンテキスト メニュー キー  列ヘッダー行で、[列の選択] オプションを表示
                                    します。
        Enter キーまたは Space キー 列ヘッダー行で、列のデータを並べ替えます (A 
                                    〜 Z、Z 〜 A に切り替わります)。
        
        
        グリッド ビュー ウィンドウの機能の使用方法
        ----------------------------------------
        以下のトピックでは、Out-GridView を使用して表示できるウィンドウの機能の
        使用方法について説明します。
        
        列の非表示、表示、および並べ替えの方法
        --------------------------------------
        列の表示/非表示を切り替えるには
        
        1. 任意の列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。
        
        2. [列の選択] ダイアログ ボックスで、方向キーを使用して [選択した列] ボ
        ックスと [利用可能な列] ボックスの間で列を移動します。[選択した列] ボッ
        クスにある列だけがグリッド ビュー ウィンドウに表示されます。
        
        列を並べ替えるには
        
        -- 列を目的の位置にドラッグしてドロップします。
        
        または
        
        1. 任意の列ヘッダーを右クリックし、[列の選択] をクリックします。
        
        2. [列の選択] ダイアログ ボックスで、[上へ移動] ボタンと [下へ移動] ボタ
        ンを使用して列を並べ替えます。一覧上部の列は、グリッド ビュー ウィンドウ
        の一覧下部の列の左に表示されます。
        
        テーブルのデータを並べ替える方法
        ----------------------
        -- データを並べ替えるには、列ヘッダーをクリックします。
        -- 並べ替え順序を変更するには、列ヘッダーをもう一度クリックします。同じ
        ヘッダーをクリックするたびに、並べ替え順序が昇順と降順の間で切り替わりま
        す。現在の順序は、列ヘッダーの三角形によって示されます。
        
        テーブルのデータを選択する方法
        ------------------------ 
        -- 行を選択するには、目的の行をクリックするか、上方向キーまたは下方向キ
        ーを使用して目的の行に移動します。
        -- すべての行 (ヘッダー行を除く) を選択するには、Ctrl キーを押しながら A 
        キーを押します。
        -- 連続した行を選択するには、Shift キーを押しながら、行をクリックするか
        方向キーを使用します。
        -- 連続していない行を選択するには、Ctrl キーを押しながら目的の行をクリッ
        クして追加します。列を選択したり、列ヘッダー行全体を選択したりすることは
        できません。
        
        行をコピーする方法
        ----------------------
        -- 表の 1 つまたは複数の行をコピーするには、行を選択し、Ctrl キーを押し
        ながら C キーを押します。
        任意のテキスト エディターまたはスプレッドシート プログラムにデータを貼り
        付けることができます。列や、行の一部のみをコピーすることはできません。列
        ヘッダー行もコピーできません。
        
        表で検索する方法 (クイック フィルター)
        ---------------------------------
        表のデータを検索するには、[フィルター] ボックスを使用します。ボックスに
        入力すると、入力したテキストが含まれる項目のみが表に表示されます。
        
        -- テキストの検索。表のテキストを検索するには、[フィルター] ボックスに検
        索するテキストを入力します。
        
        -- 複数の語の検索。表の複数の語を検索するには、語をスペースで区切って入
        力します。Out-GridView には、そのすべての語が含まれる行が表示されます (
        論理積)。
        
        -- リテラル語句の検索。スペースまたは特殊文字が含まれている語句を検索す
        るには、検索する語句を引用符で囲みます。Out-GridView には、その語句と完
        全に一致する部分が含まれる行が表示されます。
        
        -- 列での検索。1 つまたは複数の列でテキストを検索するには、次の形式を使
        用します。
        
         <列>:<テキスト> [<列>:<テキスト>] ...
        
            たとえば、DisplayName 列で "Net" を検索するには、[フィルター] ボック
            スに次のように入力します。
        
         displayname:net
        
            DisplayName 列および Name 列で "Net" が含まれる行を検索するには、[フ
            ィルター] ボックスに次のように入力します。
        
         displayname:net  name:net
        
        -- 検索の無効化。表全体をもう一度表示するには、[フィルター] ボックスの右
        上隅にある赤い X ボタンをクリックするか、[フィルター] ボックスからテキス
        トを削除します。
        
        基準を使用して表をフィルター処理する
        --------------------------------
        規則、つまり "基準" を使用して、表に表示する項目を決定できます。設定した
        基準がすべて満たされた場合にのみ、項目が表示されます。使用できる基準は、
        グリッド ビュー ウィンドウに表示されるオブジェクトのプロパティと、それら
        のプロパティの .NET Framework 型によって決まります。
        
        各基準の形式は、次のとおりです。
        <column> <operator> <value>
        
        異なるプロパティの基準は AND で結合します。同じプロパティの基準は、OR で
        結合します。論理結合子は変更できません。
        
        基準は表示にのみ影響します。表から項目は削除されません。
        
        基準を追加する方法
        ---------------------------
        1. [条件の追加] ボタンを表示するには、ウィンドウの右上隅にある [展開] 矢
        印をクリックします。
        2. [条件の追加] ボタンをクリックします。
        3. クリックして列 (プロパティ) を選択します。1 つまたは複数のプロパティ
        を選択できます。
        4. プロパティの選択が終了したら、[追加] ボタンをクリックします。
        5. 追加をキャンセルするには、[キャンセル] をクリックします。
        6. 基準を追加するには、[条件の追加] ボタンをもう一度クリックします。
        
        基準を編集する方法
        --------------------
        -- 演算子を変更するには、青い演算子の値をクリックした後、
           ドロップダウン リストで異なる演算子をクリックして選択します。
        -- 値を入力または変更するには、値のボックスに値を入力します。無効な値を
        入力すると、丸い X アイコンが表示されます。アイコンを削除するには、値を
        変更します。
        -- OR ステートメントを作成するには、同じプロパティの基準を追加します。
        
        基準を削除する方法
        -------------------------
        -- 選択した基準を削除するには、各基準の横にある赤い X をクリックします。
        -- 基準をすべて削除するには、[すべてクリア] ボタンをクリックします。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    C:\PS>get-process | out-gridview
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、ローカル コンピューター上で実行しているプロセスを取得し、そ
    れらをグリッド ビュー ウィンドウに送信します。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    C:\PS>$p = get-process
    
    C:\PS> $p | out-gridview
    
    説明
    -----------
    このコマンドも、ローカル コンピューター上で実行しているプロセスを取得し、そ
    れらをグリッド ビュー ウィンドウに送信します。
    
    最初のコマンドは、Get-Process コマンドを使用してコンピューター上のプロセスを
    取得し、プロセス オブジェクトを $p 変数に保存します。
    
    2 番目のコマンドは、パイプライン演算子を使用して $p 変数を Out-GridView に送
    信します。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    C:\PS>get-process | select-object -property name, workingset, peakworking
    set | sort-object -property workingset -desc | out-gridview
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、グリッド ビュー ウィンドウに書式設定された表を表示します。
    
    Get-Process コマンドレットを使用してコンピューター上のプロセスを取得します。
    
    次に、パイプライン演算子 (|) を使用して、プロセス オブジェクトを Select-Obje
    ct コマンドレットに送信します。このコマンドは Select-Object の Property パラ
    メーターを使用して、表に表示する Name、WorkingSet、および PeakWorkingSet の
    各プロパティを選択します。
    
    別のパイプライン演算子がフィルター処理されたオブジェクトを Sort-Object コマ
    ンドレットに送信し、それらのオブジェクトが WorkingSet プロパティの値を基準に
    して降順に並べ替えられます。
    
    コマンドの最後の部分でパイプライン演算子 (|) が使用され、書式設定された表が 
    Out-GridView に送信されます。
    
    これでグリッド ビューの機能を使用して、データの検索、並べ替え、およびフィル
    ター処理を実行できるようになりました。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    C:\PS>($a = get-childitem -path $pshome -recurse) | out-gridview
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、出力を変数に保存して Out-GridView に送信します。
    
    このコマンドは、Get-ChildItem コマンドレットを使用して Windows PowerShell イ
    ンストール ディレクトリおよびそのサブディレクトリのファイルを取得します。イ
    ンストール ディレクトリへのパスは、$pshome 自動変数に保存されます。
    
    このコマンドは、代入演算子 (=) を使用して出力を $a 変数に保存し、パイプライ
    ン演算子 (|) を使用して出力を Out-GridView に送信します。コマンドのかっこは、
    動作の順序を示します。この結果、Get-ChildItem コマンドからの出力は、Out-Grid
    View に送信される前に $a 変数に保存されます。
    
    -------------------------- 例 5 --------------------------
    C:\PS>get-process -computername Server01| ogv -title "Processes - Server0
    1"
    
    説明
    -----------
    このコマンドは、Server01 コンピューター上で実行されているプロセスをグリッド 
    ビュー ウィンドウで表示します。
    
    このコマンドは Out-GridView コマンドレットの組み込みエイリアスである "ogv" 
    を使用します。また、Title パラメーターを使用してウィンドウのタイトルを指定し
    ます。
    
    -------------------------- 例 6 --------------------------
    C:\PS>invoke-command -ComputerName S1, S2, S3 -scriptblock {get-culture} 
    | out-gridview
    
    説明
    -----------
    この例は、リモート コンピューターから収集したデータを Out-GridView コマンド
    レットを送る場合の適切な形式を示しています。
    
    このコマンドは、Invoke-Command コマンドレットを使用して 3 台のリモート コン
    ピューター上で Get-Culture コマンドを実行します。また、パイプライン演算子を
    使用して、返されるデータを Out-GridView コマンドレットに送ります。
    
    リモートで実行されるコマンドを含むスクリプト ブロックには Out-GridView コマ
    ンドを追加できないことに注意してください。このコマンドが含まれている場合、
    各リモート コンピューター上でグリッド ビュー ウィンドウを開く際にエラーが発
    生します。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113364
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Alias、ogv
ご利用数: 1859046
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