PowerShell Alias - mi
 記事記号:[mdAc16] 初版:2010/Dec/28

この文書は、Windows PowerShellのヘルプ機能で表示される内容を再構成したものです。

名前
    Move-Item
    
概要
    項目をある場所から別の場所に移動します。
    
構文
    Move-Item [-LiteralPath] <string[]> [[-Destination] <string>] [-
    Credential <PSCredential>] [-Exclude <string[]>] [-Filter <st
    ring>] [-Force] [-Include <string[]>] [-PassThru] [-Confirm] [-What
    If] [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
    
    Move-Item [-Path] <string[]> [[-Destination] <string>] [-Credent
    ial <PSCredential>] [-Exclude <string[]>] [-Filter <string>
    ] [-Force] [-Include <string[]>] [-PassThru] [-Confirm] [-WhatIf] [-Us
    eTransaction] [<CommonParameters>]
    
説明
    Move-Item コマンドレットは、項目とそのプロパティ、内容、子項目を、ある場所か
    ら別の場所に移動します。移動元と移動先は、どちらも同じプロバイダーでサポート
    されている必要があります。たとえば、ファイルやサブディレクトリを別のディレク
    トリに移動したり、レジストリのサブキーを別のキーに移動したりできます。移動し
    た項目は新しい場所に追加され、元の場所から削除されます。
    
パラメーター
    -Credential <PSCredential>
        この処理を実行するアクセス許可を持つユーザー アカウントを指定します。既
        定値は現在のユーザーです。
        
        "User01" や "Domain01\User01" のようなユーザー名を入力するか、Get-Creden
        tial コマンドレットで生成されるような PSCredential オブジェクトを入力し
        ます。ユーザー名を入力すると、パスワードの入力を促すメッセージが表示され
        ます。
        
        このパラメーターは、Windows PowerShell でインストールされるプロバイダー
        ではサポートされていません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Destination <string>
        項目の移動先となる場所のパスを指定します。既定値は現在のディレクトリです。
        ワイルドカードも使用できますが、展開結果が単一の場所を指す必要があります。
        
        移動する項目の名前を変更するには、Destination パラメーターの値に新しい名
        前を指定します。
        
        必須                         false
        位置                         2
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Exclude <string[]>
        指定した項目を除外します。このパラメーターの値は、Path パラメーターを修
        飾します。"*.txt" などのパス要素またはパターンを入力します。ワイルドカー
        ドを使用できます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Filter <string>
        プロバイダーの形式や言語でフィルターを指定します。このパラメーターの値は、
        Path パラメーターを修飾します。ワイルドカードを使用できるかどうかなど、
        フィルターの構文はプロバイダーによって異なります。フィルターは他のパラメ
        ーターよりも効率が良い方法です。これは、オブジェクトを取得した後に Windo
        ws PowerShell がオブジェクトをフィルターするのではなく、オブジェクトを取
        得する際にプロバイダーがフィルターを適用するためです。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Force [<SwitchParameter>]
        既存の読み取り専用項目に上書きする項目をコマンドレットで移動できるように
        します。実装はプロバイダーごとに異なります。詳細については、「about_Prov
        iders」を参照してください。Force パラメーターを使用しても、コマンドレッ
        トはセキュリティ制限を上書きできません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Include <string[]>
        指定した項目だけを移動します。このパラメーターの値は、Path パラメーター
        を修飾します。"*.txt" などのパス要素またはパターンを入力します。ワイルド
        カードを使用できます。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -LiteralPath <string[]>
        項目の現在の場所のパスを指定します。Path と異なり、LiteralPath の値は入
        力したとおりに使用されます。ワイルドカードとして解釈される文字はありませ
        ん。パスにエスケープ文字が含まれている場合は、単一引用符で囲みます。単一
        引用符で囲んだ文字はエスケープ シーケンスとして解釈されません。
        
        必須                         true
        位置                         1
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -PassThru [<SwitchParameter>]
        項目を表すオブジェクトをパイプラインに渡します。既定では、このコマンドレ
        ットによる出力はありません。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Path <string[]>
        項目の現在の場所のパスを指定します。既定値は現在のディレクトリです。ワイ
        ルドカードを使用できます。
        
        必須                         true
        位置                         1
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   true (ByValue, ByPropertyName)
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -Confirm [<SwitchParameter>]
        コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -WhatIf [<SwitchParameter>]
        実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    -UseTransaction [<SwitchParameter>]
        コマンドを有効なトランザクションに含めます。このパラメーターは、トランザ
        クションの進行中のみ有効です。詳細については、「about_Transactions」を参
        照してください。
        
        必須                         false
        位置                         named
        既定値                       
        パイプライン入力を許可する   false
        ワイルドカード文字を許可する false
        
    <CommonParameters>
        このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、
        Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、
        OutBuffer、および OutVariable。詳細については、
        「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
    
入力
    System.String
        パイプを使用してパスを含む文字列を Move-Item に渡すことができます。
    
出力
    なし、または移動された項目を表すオブジェクト。
        Passthru パラメーターを使用すると、Move-Item は移動された項目を表すオブ
        ジェクトを生成します。それ以外の場合、このコマンドレットによる出力はあり
        ません。
    
メモ
        Move-Item では、同じプロバイダーがサポートしている異なるドライブ間でファ
        イルを移動できますが、ディレクトリは同じドライブ内でのみ移動することがで
        きます。
        
        Move-Item コマンドでは、項目のプロパティ、内容、子項目が移動されるため、
        既定ではすべての移動が再帰的です。
        
        Move-Item を組み込みエイリアス "move"、"mv"、および "mi" で参照すること
        もできます。詳細については、「about_Aliases」を参照してください。
        
        Move-Item コマンドレットは、プロバイダーによって公開されているデータを使
        用するように設計されています。セッションで使用可能なプロバイダーの一覧を
        表示するには、「Get-PsProvider」と入力します。詳細については、「about_Pr
        oviders」を参照してください。
        
    -------------------------- 例 1 --------------------------
    C:\PS>move-item -path C:\test.txt -destination E:\Temp\tst.txt
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、test.txt ファイルが C: ドライブから E:\Temp ディレ
    クトリに移動され、名前が test.txt から tst.txt に変更されます。
    
    -------------------------- 例 2 --------------------------
    C:\PS>move-item -path C:\Temp -destination C:\Logs
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、C:\Temp ディレクトリとその内容が C:\Logs ディレク
    トリに移動されます。Temp ディレクトリと、そのすべてのサブディレクトリおよび
    ファイルが、Logs ディレクトリに格納されます。
    
    -------------------------- 例 3 --------------------------
    C:\PS>move-item -path .\*.txt -destination C:\Logs
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、現在のディレクトリ (ドット (.) で指定) にあるすべ
    てのテキスト ファイル (*.txt) が C:\Logs ディレクトリに移動されます。
    
    -------------------------- 例 4 --------------------------
    C:\PS>get-childitem -path . -recurse -include *.txt | move-item -destinat
    ion C:\TextFiles
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、現在のディレクトリとそのすべてのサブディレクトリに
    あるテキスト ファイルが、すべて再帰的に C:\TextFiles ディレクトリに移動され
    ます。
    
    このコマンドは、Get-ChildItem コマンドレットを使用して、現在のディレクトリ (
    ドット [.] で表す) とそのサブディレクトリにあるすべての子項目のうち、ファイ
    ル名拡張子が *.txt である項目を取得します。Recurse パラメーターを使用するこ
    とで再帰的に取得を行い、Include パラメーターを使用することで *.txt ファイル
    だけを取得しています。
    
    パイプライン演算子 (|) により、このコマンドの結果が Move-Item に渡され、テキ
    スト ファイルが TextFiles ディレクトリに移動されます。
    
    C:\Textfiles に移動する複数のファイルに同じ名前が付いている場合、Move-Item 
    ではエラーが表示され、処理が続行されます。ただし、同じ名前のファイルのうち、
    1 つのファイルだけが C:\Textfiles に移動されます。その他のファイルは元のディ
    レクトリに残ります。
    
    Textfiles ディレクトリ (または移動先のパスの他の要素) が存在しない場合、この
    コマンドは失敗します。存在しないディレクトリは、Force パラメーターを使用した
    場合でも作成されません。Move-Item は、最初の項目を "Textfiles" という名前の
    ファイルに移動し、ファイルが既に存在することを説明するエラーを表示します。
    
    また、既定では、Get-ChildItem は隠しファイルを移動しません。隠しファイルを移
    動するには、Get-ChildItem で Force パラメーターを使用します。
    
    -------------------------- 例 5 --------------------------
    C:\PS>move-item hklm:\software\mycompany\* hklm:\software\mynewcompany
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、HKLM\Softwar 内の MyCompany レジストリ キー内のレ
    ジストリ キーと値が MyNewCompany キーに移動されます。ワイルドカード文字 (*) 
    は、MyCompany キー自体ではなく、その内容を移動することを示します。このコマン
    ドでは、省略可能なパラメーター名 Path と Destination が省略されています。
    
    -------------------------- 例 6 --------------------------
    C:\PS>move-item -literalpath 'Logs[Sept`06]' -destination 'Logs[2006]'
    
    説明
    -----------
    このコマンドを実行すると、Logs[Sept`06] ディレクトリとその内容が Logs[2006] 
    ディレクトリに移動されます。
    
    Path パラメーターの代わりに LiteralPath パラメーターを使用しているのは、元の
    ディレクトリ名に開始角かっこと終了角かっこ ("[" と "]") が含まれているためで
    す。また、パスが単一引用符 (' ') で囲まれているのは、バッククォート記号 (`) 
    が誤って解釈されないようにするためです。
    
    Destination パラメーターではリテラル パスは必要ありません。これは、Destinati
    on に誤って解釈される可能性がある角かっこが含まれているため、Destination 変
    数も単一引用符で囲む必要があるためです。
    
関連するリンク
    Online version: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113350
    about_Providers 
    Clear-Item 
    Get-Item 
    Invoke-Item 
    Set-Item 
    New-Item 
    Remove-Item 
    Rename-Item 
    Copy-Item 
	
記事で解説しているパソコンの環境
 基本ソフト: Windows 7
 キーワード: Windows PowerShell、ヘルプ、Alias、mi
ご利用数: 1918558
感想・要望・問い合わせは こちら